ピースボートの災害支援は1995年の阪神・淡路大震災がきっかけ。以来、台湾、トルコでの大地震、ハリケーン・カトリーナ(米国)、スマトラ沖地震と津波被害に見舞われたスリランカなど、世界各国で活動してきました。
2011年、東日本大震災の災害支援を契機にPBVを設立し、以降も日本各地の震災や風水害、豪雪災害の被災地へボランティアを派遣してきました。また、国際ネットワークを活かした海外での災害支援も展開しています。
緊急時体制と災害ボランティア派遣システム
災害の規模や種類により活動内容は異なりますが、まずは被災地へ先遣スタッフを派遣し、現地ニーズ・状況・条件などを調査した上で「ボランティア・物資・資金・情報」の中で適切な支援の形を検討します。同時に、東京事務局でも後方支援の準備を開始することで、ボランティア派遣決定後すぐに募集を始められるようになります。被災地での活動は、日々状況が変わるなかで、組織的かつ責任ある支援活動を進めていきます。
東日本大震災 東北での活動
東日本大震災の発生直後から、現場へスタッフを派遣。宮城県石巻市・女川町でボランティアによる緊急支援を始めました。息の長い復旧・復興支援に携わり、2016年には地域課題に取り組む「一般社団法人 ピースボートセンターいしのまき」を設立しました。地元の方々と協力しながら地域振興の活動を続けています。また、原発事故による放射能への不安が続く福島では、子どもたちや若者を対象とした保養と国際教育プログラムなど、福島と世界をつなぐ活動を行っています。