世界では貧しい地域が、日本では担い手が少なく互いの繋がりの弱い地域が、より深刻な影響を受けます。時には、生活が再建されるまでに長い時間がかかります。
世界各地では自然災害が増加しており、持続可能な開発の大きな障害になっています。災害に対する脆弱性を減らし、災害を軽減していくことは国際社会の重要な課題の一つです。
毎年、約1億6千万人が被災し、約10万人の命が奪われています。その内、約半数以上が開発途上国に集中しています。特に、所得の低い国ほど深刻な影響うけるという、負の連鎖があります。
国連によると2000年から2019年の20年間で、世界では7,348件の災害が記録され、亡くなった方は123万人、世界の経済損失は2.97兆ドルにもなります。
出典:内閣府、「The human cost of disasters: an overview of the last 20 years(2000-2019)」UNDRR
10年間(1999-2008)に1805の市区町村が水害・土砂災害の被害を受けています。それは、市区町村全体の98%にのぼります。
出典:国土技術研究センター
首都直下地震 想定死者約2万3,000人
南海トラフ地震 想定最大で死者約32万3,000人
※共に、30年以内に70%の確立で発生するとされています。
出典:内閣府
毎年、大気や海水の温度はあがり、台風や豪雨の激しさは増しています。
世界中で、自然災害が増え続け激甚化しています。
ひとたび大規模災害が起これば、わたしたちの生活や街の機能は破壊され、社会にあった脆弱さを露呈します。
住まいや仕事を失えば、生活が困窮し、
食事や水、トイレが整わない避難生活は、健康への被害もでてきます。子どもや女性、外国人、障がい者などマイノリティへの影響は計り知れません。
災害対応は、すべての人に共通するグローバルでローカルな最重要課題です。
9,115名以上修了
110,402名以上(延数)
(2023年3月時点)