人こそが人を
支援できるということ

ピースボート災害支援センターは、
被災地での災害支援活動や
災害に強い社会作りに取組む非営利団体です。

誰しもが、自然災害に遭遇する可能性があります。
国や地域を越えて、すべての人々が互いに助け合える
社会を作ることが、困難に立ち向かう力になると
信じています。

私たちは、災害に見舞われた地域の回復のために、
そこの文化や営みに寄り添い、
支援者として自発的に関わる方々の想いを
カタチにしていきます。
そして、大切な家族や友人、コミュニティを守るために、
防災・減災を学ぶ機会を提供しています。

誰しもが、自然災害に遭遇する可能性があります。

世界では貧しい地域が、日本では担い手が少なく互いの繋がりの弱い地域が、より深刻な影響を受けます。時には、生活が再建されるまでに長い時間がかかります。

世界では

増加する自然災害

世界各地では自然災害が増加しており、持続可能な開発の大きな障害になっています。災害に対する脆弱性を減らし、災害を軽減していくことは国際社会の重要な課題の一つです。

毎年、約1億6千万人が被災し、約10万人の命が奪われています。その内、約半数以上が開発途上国に集中しています。特に、所得の低い国ほど深刻な影響うけるという、負の連鎖があります。
国連によると2000年から2019年の20年間で、世界では7,348件の災害が記録され、亡くなった方は123万人、世界の経済損失は2.97兆ドルにもなります。

出典:内閣府、「The human cost of disasters: an overview of the last 20 years(2000-2019)」UNDRR

日本では

日常的に発生する災害

10年間(1999-2008)に1805の市区町村が水害・土砂災害の被害を受けています。それは、市区町村全体の98%にのぼります。
出典:国土技術研究センター

周期的に発生する大規模災害

阪神・淡路大震災(1995)
死者不明者 6,437人 全壊104,906棟
東日本大震災(2011)
死者不明者 21,839人 全壊127,830棟

今後予想されている大規模災害

首都直下地震 想定死者約2万3,000人
南海トラフ地震 想定最大で死者約32万3,000人
※共に、30年以内に70%の確立で発生するとされています。
出典:内閣府

災害対応は、
「持続可能な開発目標(SDGs)」
すべての目標に関係します

毎年、大気や海水の温度はあがり、台風や豪雨の激しさは増しています。

世界中で、自然災害が増え続け激甚化しています。
ひとたび大規模災害が起これば、わたしたちの生活や街の機能は破壊され、社会にあった脆弱さを露呈します。

住まいや仕事を失えば、生活が困窮し、
食事や水、トイレが整わない避難生活は、健康への被害もでてきます。子どもや女性、外国人、障がい者などマイノリティへの影響は計り知れません。

災害対応は、すべての人に共通するグローバルでローカルな最重要課題です。

SDGs
no one will be left behind

すべての人々が
互いに助け合える社会を

どのような自然災害でも、一人では、家族だけでは、そして地域だけでは、対応が難しいことがあります。
ピースボート災害支援センターでは、2つの事業を中心に活動を行っています。

国内外の災害支援

一人ひとりの「想い」を活かす。
ボランティア派遣やネットワークを活かした人道支援を行います。

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防災・減災の取り組み

備え、つながり、支えあう。災害に強い社会作りに取り組んでいます。

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これまでに、私たちは
海外 では26カ国以上で、
国内では70を越える地域で、
災害支援活動に
携わってきました。

活動報告書

災害ボランティアトレーニング

9,115名以上修了

被災した地域で共に活動したボランティアの延べ人数

110,402名以上(延数)

(2023年3月時点)

これらの活動は、ボランティアとして参加してくださる方、
寄付者として協力してくださる方、一人ひとりに支えられています。

繰り返される災害に、
繰り返し続けていく支援を

いつ、どこで起こるか分からない自然災害。

時に私たちを被災者にし、
時に私たちを支援者にもします。

大切なのは「災害」に関心を持ち続けること。
日頃の備えだけでなく、災害発生時には、

できるときに
できるひとが
できることを

自分も、大切な人も。
そしてちょっと遠くの「あの人」も支えるために。