東日本大震災で、自然災害に加え原発事故による被害を受けた福島県。目に見えない放射線の危険と情報の混乱は、人々の暮らしに大きな影響を与えています。PBVでは、ピースボート事務局と協力した学校の休み期間中の保養を目的とした「福島子どもプロジェクト」など、福島への支援活動を行っています。
福島子どもプロジェクト
2011年の震災後、NGOピースボートとピースボート災害ボランティアセンター(PBV)が、国際交流の体験を通して子どもたちに“夢と健康”を届けたいと、「福島こどもプロジェクト」を立ち上げ、実施してきました。これまでに、100名以上の子どもたちが参加し、放射能による制約のない環境下で、のびのびと過ごし、洋上や訪れる寄港地での国際交流を通じて、自分たちの夢や可能性を大きく広げる体験となっています。
- 協力:「南相馬こどものつばさ」
応援メッセージ
ピースボートの皆様には、南相馬市を継続的にご支援いただき心より感謝申し上げます。本市の中学生がこのプロジェクトに参加し、様々な異文化を体験することは、子どもたちの成長に大きく寄与するものと期待しております。
桜井勝延(南相馬市長)
「福島子どもプロジェクト」呼びかけ人:
加藤登紀子さん(歌手)、鎌田實さん(医師・作家)、香山リカさん(精神科医)、田中優さん(環境活動家)
- 「福島子どもプロジェクト」は、一般社団法人ピースボート災害ボランティアセンターと、NGOピースボート事務局が共同で実施しています。
世界に伝える
ピースボートでは、各国から寄せられた支援に対する感謝の気持ちを届けるとともに、東日本大震災と原発事故による福島での被害を繰り返さないため、世界に「ふくしまの声」を伝える語り部の活動をサポートしています。国際会議や地球一周の船旅などの場を通じて、ふくしまと世界をつなぐ橋渡しを行っています。
『FUKUSHIMA NOW -原発と子どもと農家と、私たち-』
震災と原発事故に見舞われた福島。そこに暮らす人々の声と、未来に向けた日本 と世界の市民の動きを追ったドキュメンタリー(29分)。
© Church World Service-Asia/Pacific / 国際効力NGOセンター(JANIC) / ピースボート災害ボランティアセンター / ファニプロ
多言語ブックレット『福島10の教訓』
福島で活動するNGOスタッフで刊行委員会をつくり、2015年3月の「第3回国連防災世界会議 in 仙台」をはじめ、翻訳版を国際会議などで配布しています。
これまでの活動
東アジア国際交流の船旅(2019・夏)
海でつながるロシア・韓国・日本(2017・夏)
東アジア国際交流の船旅(2016・夏)
海でつながるアジア 自然と歴史を学ぶ旅(2015・春)
異文化を体験するアジア国際交流の旅(2014・春)
オーストラリアで学ぶ「持続可能な社会」とは(2013・春)
第1回福島大学ユースプロジェクト(2012年・秋冬)
福島×ベネズエラ×ロサンゼルス 音楽交流プログラム(2012年・夏)
登ろう!日本一高い富士山へ(2012年夏休み)
南相馬の中学生49名が、アジア3カ国で国際交流(2011年夏休み)
支援物資の提供
※防護マスクは、Civic Forceを通じてご提供いただきました。
PBVの活動を支えるご寄付に、ご協力をお願いいたします。