7月3日から九州各地や長野や岐阜などでも記録的な大雨が降り続き、複数の県で大雨特別警報が発令されました。九州などを中心に大規模な河川の氾濫や土砂災害、浸水被害が各所で発生しました。

一方で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、瞬く間に世界中に流行し、私たち一人ひとりの健康や社会・経済など生活に深刻な影響を与えています。この感染症拡大は、既存の社会システムを危機的な状況に追いやる世界規模の「災害」だと言えます。新型コロナウイルスは、これまでに自然災害の被害を受けた被災地にも大きな影響を及ぼしています。このコロナ禍において、毎年発生する風水害や地震などが同時に発生し、複合災害となることを懸念していました。複合災害は、被災地・被災者にとってこれまで以上に大変な困難をもたらすことが想定されます。

ピースボート災害支援センター(PBV)では、新型コロナの状況下でも感染拡大予防や感染予防に努めながら、これまで支援してきた被災地での活動を継続していくため、また九州で発生した豪雨などの自然災害に対応するために、「2020 新型コロナウイルス×被災地 緊急支援募金」を立ち上げました。どうぞ、皆さまのあたたかいご寄付、ご協力をお願いいたします。活動の様子は、随時公式ホームページやフェイスブック等でお知らせしていきます。
①自然災害が発生した際の被災地支援
新型コロナの状況下においても、支援の手が止まらないよう、自然災害が発生した際に迅速に対応できる「2020緊急支援チーム」を結成しています。事前に感染症予防や災害対応の研修を行ってきました。災害支援は、現地自治体や関係機関からの要請を受けて、被災者の生活再建などの支援活動を実施します。新型コロナ状況下の災害支援に関しては、JVOAD「新型コロナウイルスの感染が懸念される状況におけるボランティア・NPO等の災害対応ガイドライン」などを参考にしながら実施しています。

2020年7月豪雨災害の被災地、熊本県球磨村で避難所運営を行いました。
熊本県ならびに球磨村は避難所の運営支援を熊本YMCAに要請し、ピースボート災害支援センター(PBV)にも熊本YMCAより協力要請がありました。熊本県と球磨村、熊本YMCAと協議を重ねた結果、PBVも協力要請を受けて、現地にスタッフを派遣することを決定しました。派遣するスタッフは、避難所での新型コロナウイルス感染症予防や避難所運営支援などの研修を重ねてきています。またPCR検査にて陰性を確認し、8月16日に現地に向けてスタッフが出発し、旧多良木高校避難所での支援活動を開始しました。約4か月間の活動を経て、避難所で生活していた全ての住民さんが、仮設住宅や親戚の家、新しいお家へと移動していきました。避難所運営としての現地での支援は終わりましたが、公民館などの備品提供を継続し、住民さんがコミュニティを作れる場所を支えています。また、人吉市社協からの余勢を受け、人吉市災害ボランティアセンター(災害VC)の運営支援のために、スタッフを2名派遣し、現地の活動を継続しています。




②被災地への継続支援
昨年の台風被害を受けた、千葉県鋸南町を中心に安房地域と福島県いわき市での支援活動を継続しています。千葉県安房地域では、地元の方を雇用し被害を受けた屋根の補修と今後の台風等に備えるために人材の育成を行っています。いわき市では、地元団体と協力し、被災された方達が集える場の支援や集会所等の備品提供を実施しています。

※災害支援活動は、被災地の状況やニーズにそって、活動内容を決定してきます。尚、ご寄付のうち最大15%は管理運営費として活用させていただきます。活動に必要な費用をご寄付が上回った場合には、次の支援活動に活用させていただきます。あらかじめご了承ください。
PBVへの寄付金は、確定申告により、所得税、法人税、一部の自治体の住民税、相続税等について税制上の優遇措置(寄付金控除)を受けることができます。詳しくは、寄付金の税制優遇のご案内をご覧ください。
- 税制優遇(寄付金控除)を受けるためには、PBVが発行する寄付金受領証明書を添付し、所轄税務署にて確定申告を行う必要があります。年末調整で控除を受けることはできません。
- 寄付金受領証明書は、原則として、前年1年間(1月1日~12月31日)にご寄付いただいた金額の合計額と明細を記載したものを1月下旬ごろに発行します。
- 法人によるご寄付の場合、ご寄付ごと又は決算期に合わせてまとめて発行することができます。お気軽にご相談ください。
- 発行には、お名前(氏名又は法人名)、ご住所の正確な記載が必要です。発行をご希望の場合には、ご寄付の際に必ずお名前、ご住所をお知らせください。
- 再発行は原則として行っておりませんので、相当期間大切に保管してください。
- ピースボート災害支援センターの寄付金に関する取扱規程は下記をご参照ください。
公益社団法人ピースボート災害支援センター寄付金等取扱規程[PDF]
その他の寄付方法
ふるさと納税でのご支援は「FooBour(フーバー)〜いつでも、どこでも食の支援を〜」の活動を中心に災害支援活動全般に活用いたします。返礼品も多数あります。
生きた証を想いとともにのこし、未来の世代や未来の社会にたくす寄付方法のひとつです。遺贈の専門家と相談しながら、少額からでも支援ができます。
ピースボート災害支援センターは、世界的なCSRプラットフォームサイト「Benevity」に登録されています。 法人や社員からのご寄付の方法としてご活用いただけます。Benevityでは、PBVの活動全体を支援する寄付のほか、個別の災害支援プロジェクトを指定してご寄付いただくことも可能です。お勤め先企業の社会貢献活動の一環として、是非お役立てください。
ご家庭に眠る「お宝」が、被災者へのご支援になります。
「出張買取サービス」を通じて自宅に鑑定士を呼び、お持ちの品を査定後、金額に納得いただきましたら『買取大吉』が買取り100%が寄付されます。
あまった外国コイン・紙幣による寄付ができます。
寄付のプラットフォーム「Every.org」は、一般的なクレジットカードだけでなく、暗号資産(仮想通貨)等でのご寄付にも対応しています。また米国に納税義務のある方は寄付控除を受けることも可能です。
「チャリティモバイル」対象機種を新規または機種変更で、ソフトバンク株式会社から一定額(6,000円)に加えて、毎月のご利用料金の3%を2年間継続的に寄付できます。
Softbankのスマホのユーザーの方は、携帯電話料金と一緒に寄付ができます。(100円から)
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