【後編】「報道されない災害にも息の長い支援を」フィリピン台風22号緊急支援

台風22号の上陸から3ヶ月

こちらの続きです。
 
 

現地パートナー「PDRRN」紹介

前回の記事で紹介したフィリピンのパートナーNGO3つのひとつ「BMFI」に続く、2つめの団体「PDRRN」を紹介します。

南レイテ地域を中心に支援活動を実施している、PDRRNの活動をご紹介します。PDRRNは、平時から災害時の被害を抑えるため「防災・減災の取り組み」を行っている団体です。2016年の台風Hiyan/ Yolandaの上陸でフィリピンに大きな被害が発生したときにもPBVのパートナー団体としてともに支援活動を行いました。

PDRRNは2021年の台風直後より、リマサワ島の行政機関と連携しながら緊急支援活動を実施してきました。2月中は、支援の第1期に配布した物資や多目的支援金がどのように活用されたかを確認しながら、第2期の支援の重点項目の洗い出しを行いました。国連機関や他の支援団体とも協力して、今後8~10か月かけて、特に支援を必要とする世帯に対して、家屋修繕キットや、家の建設、台所用品など支援物資の配布、そして生業支援などの活動を予定しています。

 

現地パートナー「Bumi Wadah Philippines」紹介

残るもう1つのパートナーNGOがフィリピンに助産院を置くBumi Wadah Philippinesです。平時は困窮家庭の妊婦への無償医療や助産師への研修を実施するなど、地域の保健医療を担っているNGOです。

今回の台風被害を受け、セブ島事務所を拠点にボホール島やセブ島での支援物資の配布などの活動を行っています。また、もう1つの拠点であるパラワン島の助産院を通じた支援活動も実施しています。

地元の支援団体とも協力しながら、これまでにセブ島の321世帯に食料や飲料水、衛生用品やブルーシートなどを配布し、ボホール島の約300世帯にブルーシートや浄水器、家屋修繕のための建材等を届けています。

 

フィリピンの3つのパートナー団体の活動地域と支援内容

【前編】【後編】と、2つの記事にわけて3つの団体を紹介しました。下の図で「活動地域」と「支援内容」を紹介しているので、ぜひご覧ください。

 

フィリピン台風緊急支援募金

PBVでは、現地パートナー団体の活動を支援するため、引き続きご寄付を受け付けております。皆様のあたたかいご支援、どうぞよろしくお願いいたします。

 

「2021年フィリピン台風被害 緊急支援募金」
ご支援のほど、よろしくお願いいたします。