【西日本豪雨】中間報告会、ご来場ありがとうございました!

毎年実施しているPBV報告会ですが、今年は「西日本豪雨支援 中間報告会・親睦会」として開催しました。会場には、これまでにご支援・ご協力いただいた企業や団体、個人の方々や現場でボランティア活動に携わってくださった方など、62名の皆さまにご参加いただきました。

 

会の冒頭では、北海道胆振東部地震の現場で支援活動を継続しているスタッフの合田から、現地支援の様子を報告しました。寒さが増す北海道では、まだ避難所での生活を続けられている方が少なからずいらっしゃる一方で、仮設住宅への移行も進んでいます。仮設住宅での寒さ対策や集会場での備品提供の活動についてお伝えしました。

◆北海道胆振東部地震の10月活動レポートはこちら

 

 

 

西日本豪雨支援の報告では、はじめに現地コーディネーターとして発災当初から支援に入っているスタッフの辛嶋から岡山県倉敷の被災状況やPBVの初動の動きについて話しました。そして、倉敷市で災害対応に尽力されいたゲスト3名に登壇していただきました。

 

 

 

 

倉敷市選挙管理委員会事務局の高槻直樹さんは、いくつかの状況が重なり倉敷市の職員としてお一人で避難所の開設を担うことになりました。その後も、避難者数を約2,000名抱える、倉敷市で最大の避難所となった岡田小学校での避難所運営を担当されていました。避難所の運営で苦心されていたことや支援者との連携などについて率直にお話されていました。

 

 

 

箭田まちづくり推進協議会の守屋美雪さんは、災害が発生する前からまちづくりに携わり地域では中心的な役割を担っていました。豪雨災害によって自宅も被災し、避難所で生活しながら自宅の再建や地域と支援者を繋げるために奔走されていました。災害ボランティアセンターの運営にも関わり、支援団体と協働しながらボランティアが地域で活動するための環境を整えて下さいました。真備町の皆さんの地域に対する想いや地域の力を感じるお話が伺えました。

 

 

 

倉敷市社会福祉協議会の山本知穂さんは、一時は2,000人を超えるボランティアが活動した倉敷市災害ボランティアセンターでサテライト運営の最前線に立たれていました。また、生活支援コーディネーターとして個別支援から、住民が集うサロン活動の場づくりまで幅広い活動を紹介いただきました。山本さんの丁寧な関わりによって、あきらめかけていた住民が少しづつ前を向いていく様子が伝わってきました。

 

 

 

最後に、スタッフの辛嶋からまだ支援を必要として現地の状況や課題について共有しました。家屋清掃のニーズは、いまだに150件以上残っており、新規ニーズもあがってくるため、残されているニーズの数は1カ月よこばいの状態が続いています。カビなどの被害から家屋を保全するためには、引き続きボランティアの活動を必要としています。また、被災された方が移り住んだ場所は、各々異なるためコミュニティの再形成やネットワークの再構築などの課題が存在しています。
報告会の限られた時間の中では、語り尽くせない話も多く懇親会では時間の許す限り、登壇者含め参加者同士でも意見交換や情報交換が続きました。最後には、登壇者の3名から想いのこもったメッセージをいただき、涙あり、笑顔ありの親睦会となりました。

 

 

 

 

PBVが活動を実施できるのは、地元で受け入れてくださっている皆さんと有形無形のさまざまな支援をしてくだる方たちによって支えられていると改めて感じる1日となりました。今後も、西日本豪雨や北海道地震の被災地での支援活動を継続していきます。

 

ご協力いただいている皆さまに、改めて深く御礼申し上げます。
引き続き、ご支援・ご協力、どうぞよろしくお願いいたします!

 

 

 


 

◆これまでの西日本豪雨支援に関する活動情報
◆まだまだ、引き続きボランティアを募集しています。
https://pbv.or.jp/volunteer/2018_nishinihon