一昨日12月21日、「2021年PBV活動報告会」を無事開催することができました。平日夜の開催にも関わらず、会場とオンライン両方に沢山の方が駆けつけてくださいました。
ご参加頂いた皆さま、また見逃し配信*にて拝聴くださる皆さま、本当にありがとうございます。
*第1部(報告会)につき、当日の録画映像を一週間限定公開の見逃し配信をいたします。お申込み頂いた方へ、12月23日(木)に視聴用URLをメールにてお送りいたします。視聴可能期間は、12月23日(木)から1月6日(木)までです。
昨年から引き続き各地で新型コロナウイルスによる甚大な影響が続く中、自然災害による複合災害は、災害支援を専門とする私達も多くの悩みや葛藤に直面しました。また、大人数での活動や全国からのボランティア募集を行うことができず、被災地に駆けつけることが難しい現状をもどかしく感じてこられた方々も多かったと思います。
「なかなか対面で会えず、ボランティアの皆さんと一緒に活動も難しい、距離が遠くなってしまった今だからこそ、私たちを近くに感じてもらえる心温まる会にしたい」
スタッフみんなで、“こんな報告会を届けよう!”と話し合いました。
そして迎えた当日。私たちを支えてくださる皆さまの被災地へ馳せる想いやご寄付・ご協力などのお力添えを大切にお預かりして、日々活動させて頂けることを改めて感謝しながらの1年間を、しっかり振り返ることができたと思います。
メインセッションの「スタッフが振り返る2021年」では、避難所支援を主として今年も多くの被災地支援に携わった井上綾乃と、2020年7月豪雨が発生した熊本県人吉市の災害ボランティアセンターの運営サポート支援や平時の防災・減災研修実施をコーディネートする垣貫紀彦、今回2021年8月豪雨の佐賀支援で初めて現地での被災地支援にあたった堀場万生が、会場にて登壇しました。加えて、2020年7月豪雨の被災地域のコミュニティ支援を継続する熊本県の現場から山脇歩子が、また、千葉県に住み、台風15号19号にて被災したことを契機に、技術スタッフとして家屋の応急処置支援を続けてきた川村勇太がオンラインで登壇しました。被災地での活動や研修事業を通して、5名が共通して大切にしてきた、「向き合い続けること」や「共感すること」、そして「当事者意識をもつこと」の3つのキーワードは、PBVの団体としての原点である“人こそを人が支援できるということ”に繋がっていることを再認識するセッションとなりました。
続く第2部の交流会では、会場とオンラインでの小グループで、参加者の皆さんとスタッフとの自由でわきあいあいと語り合う温かい時間を共有しました。
あるグループでは、ボランティア活動に参加をしたことがなくて興味を持っている方の「初めてボランティアに行くとしたらどうしたらいい?」という問いかけに、ボランティア活動の経験がある方々が初めて参加した当時のことをそれぞれシェアしてくださったり、ひとえに「ボランティア」と言っても被災地での活動内容は多岐に渡っていて、「色んな人が関わるからこそ、多様に、包括的に被災者の方を支えられるんだ」というに気づきに広がっていったりしました。
また、私たちと一緒に被災地でボランティアとして関わり、今後も継続的に関わろうとしていたものの、新型コロナが拡大したことで活動に参加する機会がなくなってしまっていた方の、「報告会を聞いて、活動に参加していた頃のことを思い出すことができた。スタッフのみなさんと久しぶりに会えて嬉しかった」というお声もいただきました。
2021年は団体設立より10年目という節目の年でした。
代表理事の山本隆が、「10年前に東日本大震災が発生して法人設立をした当初は、10年後もこうして活動していることは全く想像していませんでした」と、PBVを支えてくださる沢山の皆さんのおかげでここまで歩んでこられた、今日までの軌跡を振り返りました。
今回の報告会では、災害という大きな社会課題に向き合い乗り越えていく仲間を集めながら、ともにアクションを続けていこう、という想いを改めて確認しつつ、また一歩前に進んでいくための原動力を沢山いただいた日となりました。
最後に、今回の会場とオンラインとの同時開催を、数々の企画運営と配信イベント実施の経験が裏付ける素晴らしい技術とサポートで支えてくださったGETユニバーサルの皆さんの存在なくては、今回の報告会は成し得ませんでした。手厚いご助力をありがとうございました!
これからも、どうぞPBVをよろしくお願いいたします!
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報告会後早速サポーターとなってくださった方もいらっしゃいます。本当にありがとうございます!