2019年9月8日から9日にかけて、非常に強い勢力を保ったまま台風15号が関東を直撃しました。多くの地点で観測史上最も強い風を観測し、記録的な暴風となりました。暴風は、家屋の屋根などを吹き飛ばし、約3,900棟（10月10日時点：消防庁）が一部損壊の被害を受け、特に千葉県に約8割の被害が集中しています。PBVでは、9月より千葉県で物資配布や家屋修繕の応急対応などの支援活動を継続しています。

そして、台風19号が10月12日から13日に日本列島を襲いました。各地で猛烈な暴風雨に見舞われ、1都12県で大雨特別警報が発令されました。これまでに経験したことが無いような記録的な大雨も観測されています。東海から東北までの広範囲で河川の氾濫、洪水、土砂崩れなどが多発しました。被害の全容が分かるまでには、時間がかかる見込みです。

これら甚大な被害状況を受けて、ピースボート災害支援センター（PBV）では、10月13日に台風19号の被災地に先遣調査スタッフを派遣しました。関係機関や各支援団体と綿密に連携し、現地での必要とされる支援活動を行っていきます。被災された方たちの1日も早い生活再建をサポートしていきます。

PBVでは主に、千葉県鋸南町と福島県いわき市にスタッフを派遣し、支援活動を行っていました。千葉県には2021年現在も、台風によって屋根が飛ばされた家屋へのブルーシート展張のニーズが多く寄せられています。千葉には駐在スタッフがおり、日々、住民さんのニーズに答え続けています。
福島県では、スタッフの現地活動は終了し、遠隔でコミュニティサロンの支援や、被災した公民館の備品支援などを継続しています。
緊急期の支援は過ぎ去りましたが、継続的に支援を続けなければいけない状況は続いています。

皆さまのあたたかいご寄付、ご協力をお願いします。今後の現地状況や支援活動などは、随時公式ホームページやフェイスブック等でお知らせしていきます。