【緊急】オーストラリア森林火災 緊急支援募金を開始

2019年9月ごろからオーストラリア南東部のニューサウスウェールズ州やビクトリア州で大規模な森林火災が発生しています。2020年1月28日時点で、33名が亡くなり、約2,000棟以上の家が焼け落ち、延焼面積は約1,000万ヘクタールにも及んでいます。日を追うごとに、その被害は拡大してきました。

 

オーストラリア政府は非常事態宣言を発令し、各州の消防組織による懸命な消火活動が続けられています。しかし、今年の異常な高温と乾燥によって火災が発生しやすい状況が続いています。多くの方が避難生活を強いられ、広範囲に及ぶ大気汚染も深刻化しています。

 

森林火災の影響は野生生物にも甚大な被害をもたらしています。コアラも行き場を失い、シドニー大学の研究者によると12億以上もの動物が命を落としたと推定しています。想像を絶する数です。

 

これらの甚大な被害をピースボート災害支援センター(PBV)では、情報収集を開始し、現地カウンターパートナーを通じて被災地域を支援するため、緊急支援募金を開始しました。国際交流の船旅を実施しているNGOピースボートでは、これまでに幾度もオーストラリアの港に入港し、現地の方達、とりわけ先住民族のコミュニティの皆さんと交流を重ねてきました。PBVでは、特に脆弱性の高い先住民族コミュニティーへの支援を決定しました。現地の支援組織である「Fire Relief Fund for First Nation Communities」や「Australian Communities Foundation」を通じて支援を実施していく予定です。

 

皆さまの心を寄せていただき、あたたかいご支援とご協力をお願い致します。

 

 

◆2020年 オーストラリア森林火災 緊急支援募金

2020年オーストラリア森林火災 緊急支援募金