【緊急】台風19号被害 先遣調査レポート①

台風19号による甚大な被害が、広域にわたって発生しています。特に河川の決壊は、7県の47河川、66カ所(国土交通省:10月15日現在)にのぼっています。各被災地域では避難生活が続いています。未だ被害の全容は見ていませんが、被害は拡大していくことが予想されています。今後も雨が降る地域では、注意が必要です。

 

PBVでは甚大な被害状況を受け10月13日より2組の先遣チームによる調査を開始しました。調査は台風15号の被害が残る千葉県袖ケ浦市と鋸南町を始め、栃木県宇都宮市、那須烏山市、大田原市を調査しました。その後、福島県の阿武隈川やその支流などの決壊、越水による被害を受けた須賀川市、鏡石町、郡山市、本宮町、4つの河川からの氾濫が確認されているいわき市の調査を実施しました。

 

 

◆千葉での被害調査と支援継続
千葉県鋸南町では台風15号に続き、さらに台風19号の影響により甚大な被害が出ています。被災した屋根の応急処置として設置したブルーシートの5~6割が剥がれてしまい、PBVのブルーシート張り専門チームが、コミサポひろしまと合同で張り直しの対応にあたりました。今後も、サポートを必要としてるお宅は増えていきそうです。

 

 

 

 

◆栃木県での被害調査
宇都宮市では、田川の氾濫によって宇都宮駅周辺が1000件以上床上・床下浸水しており泥だらけになった住宅や商店が見受けられました。那須烏山市では荒川の氾濫によって、100世帯程度の床下から腰高までの浸水被害が出ています。栃木県大田原町では蛇尾川の決壊により、10数件程度の浸水被害を確認しました。

 

 

 

 

◆福島県での被害調査
福島県須賀川市では、阿武隈川と釈迦堂川からの氾濫により800件近くの浸水被害が発生しています。一部地域では油の臭いが立ち込めているところもありました。鏡石町では、阿武隈川からの越水、堤防決壊により田畑や住居への被害があります。だいたい胸くらいの高さまで床上浸水があり、約150件の被害が発生していました。郡山市では、阿武隈川の氾濫により幹線道路沿いや工業団地などに1,500件以上の被害が発生しました。本宮町は本宮駅を中心に約2000件のお宅が床上浸水の被害を受けています高いところでは一階の天井を超える高さまで浸水していました。また、この地域は特に泥の被害がひどく、道路上にも泥が10cmほど積もったままでした。

 

 

 

 

先遣調査は、全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)がコーディネーションを行い、ジャパン・プラットフォーム(JPF)災害NGO結OPEN JAPANなどの支援団体と協力して実施しております。今後も安全に気を付けながら活動していきます。今後の現地状況や支援活動などは、随時PBV公式ホームページFacebookTwitter等でお知らせしていきます。

 

広域で被害が多発しています。緊急支援活動を実施するためには、皆さまの支援を必要としています。緊急支援支援募金を立ち上げましたので、皆さまのあたたかいご寄付、ご協力をお願いたします。

 

 

◆台風15号・19号被害 PBV緊急支援募金
https://pbv.or.jp/donate/2019typhoon

 

◆Yahoo!ネット募金 \Tポイントでも使えます/
https://donation.yahoo.co.jp/detail/4370015/

 

◆Readyfor 台風19号 緊急災害支援プログラム
https://readyfor.jp/projects/EMG1012?carouselbanner