「2018年北海道胆振東部地震災害支援」が完成しました。
2018年は、全国各地が災害に見舞われた年でした。北海道胆振東部地震が発生した9月は、私たちPBV としても、西日本豪雨の被災地・岡山県倉敷市で支援活動を展開していた真っ最中。倉敷市でもスタッフ やボランティアが足りない状況下、頭を悩ませながら北海道での支援内容を模索しました。
9月、10月は、 3町のなかでも厚真町での活動が中心でした。行政や社会福祉協議会、NPOなどの支援団体が集まる会議 にもなるべく出席し、目の前で改善できそうな課題にはすぐに、そしてPBVだけでは解決できない課題には他団体や現地に集まっているボランティアと連携して対応しました。
11月からはスタッフを増員し、安平町、むかわ町にも活動の範囲を広げました。 北海道でも、2年前の水害や千島海溝でのマグニチュード9レベルの巨大地震の発生予測が発表された ことを受け、少しずつ災害への取り組みが強化されてきているように感じます。それを見越して避難所の 運営研修などを行っていた厚真町では、その学びとつながりが確実に現場に活かされていると感じました。
3町では、雪解けとともにまた新たなニーズへの対応が始まることになりますが、一方で次の 災害に向けた振り返りや備えも大切です。引き続き、現地関係者の皆さんともコミュニケーションをとり続けながら、PBVならではの役割を果たしていきたいと思っています。
相次ぐ災害にも関わらず、この度の北海道胆振東部地震への支援活動には多くの皆さまからご支援・ご協力をいただきました。そして、何よりも現地の皆さまには本当にたくさんのサポートをいただきました。この場を借りて、心から御礼申し上げます。
◆北海道厚真町からのお便り
https://pbv.or.jp/blog/?p=22872
◆2018年北海道胆振東部地震災害支援 活動報告書
https://pbv.or.jp/wpPBV/wp-content/uploads/2019/04/2018_hokkaido.pdf