漁業コミュニティの生活再建支援を実施
フィリピンでは、2024年10月から11月にかけて6つの台風が接近・上陸し、160名以上の方々が命を失い、数十万人が避難するという大きな被害が発生しました。ピースボート災害支援センター(PBV)では、特に11月16日に上陸した大型台風17号(国際名マンニィ、現地名ペピート)による甚大な被害を受けたルソン島南東部に位置するカタンドゥアネス島において、漁業コミュニティの支援を実施しています。
⇒ 前回のレポートはこちら(2025.2)
支援にあたっては、過去の災害においても協働経験のある現地NGO People’s Disaster Risk Reduction Network(PDRRN)をパートナーとしています。被災した地区の小規模漁業者21名に対して、新たな漁船や漁網の購入、破損した漁船の修繕などをおこなっています。支援の対象となる世帯は、低賃金で収入が不安定であり、かつ妊産婦や高齢者、子どもを抱える社会的に脆弱な世帯です。
5月末までに、台風により漁船が完全に破壊されてしまった地元漁師8名には、ファイバーグラスのボートを、漁具を流失してしまった16名にはそれぞれ5セットずつ漁網を提供しました。支援を受け取った漁師さんたちは、すでに漁を再開し、生活再建を進めています。
ボート修繕等の支援については、近日中に完了予定ですが、フィリピンでは7月後半からモンスーン(季節風)や台風6号(ウィパー)および台風8号(コメイ)の影響により、ルソン島をはじめとした地域で水害や土砂崩れなどの被害がすでに発生しています。PBVでは、PDRRNと連絡を取り合いながら、現在進めている事業の継続と、新たな水害被害の情報収集を続けてまいります。
皆様の継続的なご支援、どうぞよろしくお願いいたします。
Photo:PDRRN
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