トルコにスタッフを派遣しました【トルコ・シリア大地震】

発災から半年、被災地は今

 
今年2月にトルコで発生した大地震から、半年が経ちました。
 
PBVは今年2月下旬の緊急支援に続いて、7月中旬にもスタッフを派遣。現地NGOとの調整と被災地の視察を行いました。
 
※2月の初動支援&現地レポートはこちらからお読みいただけます。
 
トルコの中でも、特に被害の大きかったハタイ県。
中心都市であるアンタキヤが壊滅的な被害を受けました。
地震の前までは観光客が多く訪れていた旧市街ですが、今はほとんどの建物が倒壊の危機に晒されています。
 
PBVは現在、アンタキヤ郊外で被災者への心理的サポートや法律相談を実施している現地NGO「Nirengi Association」の活動を支援しています。
皆さまからお預かりしたご寄付により、臨床心理士やソーシャルワーカー、弁護士などからなるチームによって、日々の被災者ケアの活動が続けられています。
今回の出張では、同NGOが運営する活動拠点、”Nirengi Point”を訪問。
 
地震で被災した子どもたちへの心理サポートを行うスタッフとともに今後の活動について打ち合わせをしたほか、小学生の子どもたちと折り紙交流を行いました。
 
 
今後は「Nirengi Association」への支援を継続しながら、9月からの新学期を前に、ハタイ県での学用品の配布などの支援事業を実施していきます。
地震から半年が経とうとしている今も、現地では損壊したままの家屋やテントでの不便な暮らしが続いている人々がいます。被災された方々が安心・安全な生活を取り戻せるよう、皆様からの息の長いご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。
 
Photo: Courtesy of Nirengi Association