【西日本豪雨】大切な思い出を救おう

岡山県倉敷市真備町では、昨年10月ごろから地元の有志が中心となり写真の洗浄会が行われています。

浸水してしまったお宅では、大切な思い出の品々も流されたり、泥だらけになってしまいました。まずは、生活の再建を目指して、家の片付けなど目の前にある大きな課題に対して多くのボランティアの力が優先され、どうしても後回しになってしまいがちな大切な思い出たち。けれども、家族との思い出が詰まった「写真」は、またこの町で生きていくための原動力にもなります。

 

仮設住宅が建設され、住民の皆さんの生活環境が変化していく中で、「写真」たちを救い出そうと、「真備町写真洗浄@あらいぐま岡山」が立ち上がりました。

昨年末、住民の皆さんに向けて6,000枚のチラシを作成し写真洗浄の呼びかけを行いました。住民の中には濡れてダメになってしまった家財道具と共に、思い出の品も処分してしまった方もいます。それでも、やっぱり捨てることができず、けれどもどうしたら良いかわからず泥で汚れ濡れたままの写真たちがたくさん集まりました。

 

写真は汚れを洗い流ししっかりと乾燥させてあげれば元どおりとはいかないまでも、ある程度はきれいにすることができます。ただ、長期間濡れたままの状態で放置してしまうとバクテリアなどが繁殖し、写真の画像をダメにしてしまいます。

 

 

 

集まった写真の多くも濡れてしまってから半年が過ぎ、画像が溶けたように流れてしまっているものも多くありました。しかし、その中にもまだなんとか救い出すことができる写真もあります。

「真備町写真洗浄@あらいぐま岡山」のメンバーのほとんが平日は仕事をしているため、ボランティアを募っての洗浄会は、土日にしか開催することができませんでした。これまでに洗浄を希望されている写真は数万点あり、今のペースのままで行くと全部を洗浄しお返しできるまでに4年もかかってしまいます

 

 

 

そこでPBVスタッフも運営に入らせていただき、平日も洗浄会を開催していくことになりました。一枚でも多くの思い出を救い出すために!

 

 

 

引き続き、西日本豪雨のボランティアを募集しています。男女問わず、体力に自信のない方も、ボランティアが初めての方も安心してできる作業です。皆さんのボランティア参加をお待ちしております。ぜひ、ご協力ください!

 

 

\まだまだボランティアの手が必要です!!/
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◆ボランティア募集を3月まで延長しました!
引き続き、現地での活動を応援してください。はじめての方も大歓迎です。
https://pbv.or.jp/volunteer/2018_nishinihon
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