石巻川開き祭り レポート Vol.1

7月31日、8月1日、「石巻川開き祭り」に参加しました。様々な催しが行われ、地元石巻の方々をはじめ、遠方からも、そしてこれまで石巻で活動を続けてきたボランティアも一緒になって過ごした2日間。短い準備期間の中でも、ひとつひとつ丁寧に、そして心をこめて準備した手づくりのお祭りでした。

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石巻は、旧北上川や石巻港など、豊かな自然と水によって発展してきた町でもあります。川開き祭りは、数々の治水事業を成功させた川村孫兵衛さんの偉業を称え、供養することから始まりました。すでに報告した通り、ピースボートでは「なんとかこの川開きまでに」という、孫兵衛さんの子孫の方からのご相談もあって、先日お墓の清掃をお手伝いさせていただきました。(レポートはこちら

ピースボートのボランティア宿泊場所のひとつ「カスカファッション」からもほど近いこの辺り一帯は、10m以上の津波に襲われた場所です。人の手でできる限界はありましたが、流されてしまった墓石を集め、被さった泥や瓦礫を取り除き、この日を迎えました。

川村孫兵衛墓前供養祭でお話させていただいたのは、その子孫の方々。「川祭りに、こうやって墓前で供養することができて本当に良かったです。全部泥が被っていて、一人では到底片付けられませんでした。たくさんのボランティアに手伝ってもらって、本当に有難いです。」

清掃といっても僕らが手伝うことができたのは、ほんの一部だけ。まだ、元通りにきれいにするにはいくつもの復旧作業が必要で、それが追いつくにも時間がかかります。それでも、こういった温かいお言葉をいただき、あの暑い日の清掃が無駄じゃなかったと知りました。

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そんな裏で、着々と進んでいたのが、夜に行われる流篭の準備。途中で沈んでしまわないよう、下皿すべてに防水スプレーを塗らなければいけません。インターナショナル・ボランティアも一緒になって、みんなで手づくりで作業を急ぎます。

そうやって準備した灯篭の数1万個。ひとつひとつに手書きもメッセージが描かれています。その灯篭は、旧北上川の特設桟橋から、そしてこの日のために練習したカヌーに乗って、セッティングされます。

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川下には、大勢の方が集まっていました。

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18時30分、流篭が始まりました。

ゆっくりと灯篭が流れます。震災以降、ぐっとこらえていた涙が流れてきます。日が沈み、旧北上川を流れる灯篭を見ながら、一人ひとりが静かに想いをめぐらせていました。

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(Vol.2に続く)