【石巻】震災や街づくりを学ぶ、寄港地プログラム

2011年の東日本大震災後の災害支援を契機に、石巻の皆さんとの関係を深めてきました。現在では、災害支援の文脈を越えてより地域に根差したカタチへと変化しています。

 

 

 

今回のピースボートクルーズの寄港では、乗船者1100名の約半数が寄港地プログラム(オプショナルツアー)に参加し、半数が自由に石巻近隣を楽しみました。オプショナルツアーは、地域の皆さんにご協力いただいて、石巻や女川、松島などで観光や震災の教訓、地域づくりなど学ぶ、体験ができました。

 

全国から参加する乗船者にとって、震災の体験を直接見聞きできることはその教訓を学ぶ貴重な機会となります。石巻に震災遺構として残されることになった旧門脇小学校校舎や旧大川小学校校舎を語り部と共に訪れ、そこで起こった出来事に耳を傾けました。女川町を訪れたツアーでは、町長からユニークな復興街づくりの取り組みを伺い、ほやをさばく体験にもチャレンジしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

クルーズを通じて持続可能な社会を学ぶ「地球大学特別プログラム」では、日本や中国、タイ、台湾から若者グループが石巻市内を探索しました。街づくりに取り組んでいる地元の方や震災後から地域課題を向き合っている団体の方からお話を伺い、熱い意見交換が行われました。

 

 

 

 

 

 

 

 

乗船者は、ツアー参加や自由行動で、石巻寄港を満喫しました。
一日の寄港は、あっという間に出港の時間になり、岸壁では笑遊会によるはねこ踊りが船出を盛り上げてくれました。出港と共に、大きな花火が打ちあがり、オーシャンドリーム号を見送りました。

 

 

 

 

 

各地域で受け入れを準備してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
また、来年の夏もピースボートのクルーズが石巻港に入港します。

 

◇【石巻】ピースボートの客船が6年ぶりに石巻寄港

 

写真:鈴木省一