Photo:Fernando Garcia
チリ中部で大規模な森林火災が発生し甚大な被害
2024年2月2日、南米のチリ中部の沿岸地域などを中心に大規模な森林火災が発生しました。特に港湾都市のビニャ・デル・マールやバルパライソ周辺で被害が広がっています。
報道や現地当局(SENAPRED)によると、165件の火災が相次ぎ、少なくとも131名以上が亡くなり、依然300名以上の方が行方が分からない状況です(2月7日時点)。消防や軍などによる懸命の消火活動や救助活動が続いていますが、少なくとも8,500ヘクタールが焼失し、4,000から6000棟以上の家屋が被害を受けていると予想されています。今後さらに被害が拡大していく恐れがあります。
また日本から送られ、平和や交流の象徴であった被爆樹木を育てていた、国立植物園(Jardín Botanico Nacional)でも大きな被害がありました。象徴的な桜の木々は焼け焦げてしまいました。
緊急支援募金を開始します
チリの港町バルパライソは、ピースボートクルーズがよく訪れる港町です。現地の方たちとも交流を重ねてきました。これらの事態を受け、ピースボート災害支援センター(PBV)は、バルパライソ日系人協会の協力のもと情報収集を開始しました。
今後、現地の人道支援団体とともに、被災コミュニティの支援を実施してまいります。 皆さまからのご寄付は、被災地のニーズに合わせて、緊急支援活動や生活再建、コミュニティ再建などに大切に活用させていただきます。なお、現地では被害の全容把握が進められている最中のため、状況に応じて活動内容を変更する場合もございます。
現地の人々が安全な暮らしと笑顔を1日でも早く取り戻せるよう、皆さまのあたたかいご支援をお願いいたします。
PBVの月額寄付制度「災害支援サポーター」をはじめ支援者の皆さまからのご寄付を活用して、発災直後の初動調査や緊急支援を迅速に開始することができました。平時からPBVの活動を支えてくださっている皆さまへ、この場をお借りして心よりお礼申し上げます。
発災直後の迅速な活動を支援する「災害支援サポーター」を随時募集しています。皆さまのご協力お願いいたします。
皆さまのあたたかいご支援をお願いします。