今年も出水期がやってくる
こんにちは、ピースボート災害支援センター(PBV)のメルマガ担当の多賀です。
日頃より、PBVの活動にご支援・ご関心をお寄せいただき、ありがとうございます。

さて、早いものでもう6月。今年もまた「出水期(しゅっすいき)」がやってきます。

「えっ、出水期ってなに?」

という声が聞こえてきそうですが、私もPBVで働くまではまったく縁がない言葉でした。豪雨(梅雨)や台風によって川が増水しやすく、水害のリスクが高まる時期を指すそうです。気になる期間は、6〜10月。地域にもよりますが、実に年の半分近くが「出水期」にあたります。

PBVスタッフの間では「出水期前にやれることをやろう!」が、ひとつの合言葉。というのも、ひとたび災害が発生すると「これ大至急で!」といったことが多くなり、落ち着いてデスクワークをするのが難しくなるからです。

PBVの事務所に1年中用意されているものがあります。それは「すぐ現地に行けるグッズ」という名前そのままのもの。折りたたみヘルメット、踏み抜き防止インソール、救急セットなど、これさえあればすぐに被災地へ行けるというものをそろえています。

昨年の8月豪雨、スタッフの堀場が被災地へ行くことが決定。彼女は被災地が初めてだったので「何を準備したら?」と困り顔。すかさず他のスタッフが「これを」と手渡したのが「すぐに現地調査に行けるグッズ」でした。

堀場は「あれよあれよと、気づけば翌日にはそれを背負って佐賀の地に立っていました・・・自分でもびっくりでした」と回想しています。災害対応は、平時の備えがとても重要だという一例でした。

そろそろやってくる出水期。水害の可能性がある時の情報収集には、気象庁が提供しているサイト「キキクル」がオススメです。ぜひお気に入りに登録を。この機会に、みなさんもぜひ災害への備えを見直してみてはいかがですか?

https://www.jma.go.jp/bosai/risk/


話は変わりまして、実は本号から、

・各サポーター向けに配信していました「メルマガ」
・152号まで続いていました「PBV通信」

を統合しまして、新たに「PBVメルマガ」としてお届けしています。

PBV通信は152号を数えていたので、名残惜しいのですが・・・。

「変わらないために、変わり続ける」

某ラーメン屋の壁に書いてあったこちらの言葉に背中を押され、気分もスタイルも一新して毎月25日頃に配信予定です。今後、各被災地での「活動報告書」やPBVの1年間の活動を報告する「年次報告書」などもこちらからお送りいたします。

日頃より、PBVの活動にご支援・ご関心をお寄せいただき、ありがとうございます。今後とも「PBVメルマガ」をよろしくお願いいたします。

モーリシャス船舶座礁・重油流出事故のその後

「私が初めてのアルバイトで稼いだお金です。私にできるのはこれだけですが、モーリシャスの豊かな自然が取り戻されることを願っています」。5月上旬、PBVの国際事業コーディネーター・鈴木が、現地パートナー団体の事務所で目にした日本の寄付者からの言葉。「支援のその後」をブログにて紹介しています。

ブログを見る

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新たなウクライナ支援事業を開始します

国連をはじめとした支援団体の資金は多くの場合、救急救命医療が優先されます。そのため、診断や治療に費用と時間がかかるがん患者へのケアは、優先順位が下がってしまう現実があります。そこでPBVは、現地NGO「Youth Canser Europe」と協力事業を開始することにしました。

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被災者から被災者へ。花が紡ぐ想い

今年3月に発生した福島県沖地震によって被災された方へ。笹子園芸の笹子さんは、丁寧に育てた美しい花を春のお彼岸に合わせて送ってくださいました。笹子さんも南房総市を襲った2019年の台風15号&19号の被災者のひとり。被災者から被災者へと紡がれた思いを紹介します。

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報道の終わりは、復興のはじまり

国内・海外を問わず、頻発する災害。多くの支援金は報道の量に比例することから、発災直後に支援金が集まる傾向にあります。しかし多くの被災地では、報道されなくなってからも復興まで長期に渡って支援が必要になる現実があります。PBVの継続的な活動を月額で支援する「お互いさまサポーター」への加入をぜひお願いします。

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本メールをご覧いただき、ありがとうございました。
今後とも宜しくお願いいたします。

ピースボート災害支援センター(PBV)
お互いさまサポーター担当:多賀秀行