5月5日、こどもの日。ピースボートと東京・新宿などでレコーディング スタジオを経営する「ロフトプロジェクト」の共催で、石巻市渡波小学校・体育館にて、映画祭を行うことが決まりました。
映画祭が行われる渡波地区は、倒壊家屋も多く、子どもたちの遊び場もほぼ消滅。今回の映画祭では、震災被害を受け、いまも避難生活を送る方々、また在宅 でも不自由な暮らしを続けるこどもたちを対象に、家族や友達と外出するきっかけを作り、ささやかではありますが「笑い」と「感動」の空間を提供できればと 思っています。
上映作品は、『劇場版 ジャングル大帝』と『男はつらいよ 寅次郎紅の花』。映画祭の開催に当たって、二作品の関連企業・個人の方々からも、快いご協力をいただくことができました。
以下は、映画祭に合わせて、作品監督らから直接寄せていただいたコメントです。
—————————————-
「石巻の皆様へ
寅さんの一作目をつくってから40年になりますが、今回このような形でみなさんのお役にたてば、いまは亡き渥美清さんもきっと喜んでくれると思います。どうかみなさん、楽しんでください。」山田洋次(映画監督)
—————————————-
「自然の中で動物たちは、助け合って生きています。人間も仲間に入れるかな
手塚治虫が心に描いたすてきなお話を、みなさんで楽しんでください。」手塚眞(ヴィジュアリスト)
—————————————-
「きっと、手塚先生が今いらっしゃったら、ご自身でフィルムや映写機を抱えて皆様の元へすぐに駆け付けていたと思います。アニメーションは生命が芽生える事に語源がある事を僕に教えてくれ、生命あることを深く強く愛し、共に生きる事を常に描いていた先生ですからきっとそうしていたでしょう!!ジャングル大帝は全ての命の共生を真っ直ぐに描いた作品です。
皆様の中で上映される事を、みなさまと共にいられる事をレオも喜んでいるに違いありません。」宇井孝司(アニメーション監督)
—————————————-
映画に込められたメッセージと、ご協力いただいた皆さんの想い。どちらも子どもたちの元に届きますように!!