こどもの日企画その2 湊小学校のこども達とチャリティーTシャツ

 明日5月5日は、こどもの日。渡波小学校では映画祭が行われますが、ピースボートが当初からボランティアによるお手伝いを続ける湊小学校でも、こどもたちとの交流が生まれているようです。

 ここは、東京・高田馬場にあるピースボートの事務所。石巻での支援活動を支えるために、毎日たくさんの東京ボランティアの皆さんが駆けつけてくれていま す。街頭募金、支援物資の調達・搬送、ボランティア説明会の設営、問い合わせのお電話対応、1軒1軒お店を回っての協力依頼など、東京でもやることはたく さんあります。

 

 

そんな事務所の一角には、石巻から届いた描いた可愛らしいイラストが飾られています。「がんばろう東北」というテーマで、湊小学校のこどもたちが描いてくれたものです。

 

イギリス出身のスコットさんは、ピースボート災害ボランティアとして、4月2~9日の1週間、石巻で活動。フランス、メキシコ、ドイツ、アメリカ、アイ ルランド出身のメンバーらとともに湊小学校を訪問しました。避難所生活を続けるこどもたちとの触れ合いの中で、これらの絵を描いて交流する時間を設けまし た。

 

 

 

帰る家を無くしたり、友達と会えなかったり、遊び回れる運動場が泥だらけになったり。こどもたちを取り巻く生活も本当に厳しいものです。それでも、描いてくれた絵には、笑いがあり、温かみがあり、希望があるものばかり。

 

 

悲惨な被害の状況を目の前に毎日ボランティアを続けていたスコットさんは、逆にこどもたちから元気をもらった気持ちになったそうです。この出会いに感動 したスコットさんは、一度東京へ戻り、これらの絵をTシャツにデザイン。チャリティーTシャツとして、仲間たちに買ってもらい、今後の支援活動への募金に することにしました。

 

さらに、スコットさんは、明日の「こどもの日」再び湊小学校を訪れることにしています。もちろん、こどもたちにプレゼントする分のTシャツを持って。ス コットさんによる、湊小学校のこどもたちへの恩返し。国と地域が違っても、願いは同じ。東北と世界がつながって、たくさんの友達ができますように。