【2021年8月豪雨災害・佐賀】現地レポート:「SEMA」~企業・民間団体の迅速な災害支援連携~

PBVが加盟している緊急災害対応アライアンス「SEMA」(シーマ)を通じて、 株式会社スノーピーク 様より、佐賀県大町町の防災交流拠点「Free Space Peri.(フリースペース・ペリドット)」で使用する、机12台と椅子30脚を寄贈いただきました!
企業と民間支援団体が災害支援のために平時から連携するためのネットワークである「SEMA」は、加盟各企業の迅速な調整と物資・サービスの提供によって、地域住民の困りごとへの素早い対応と安心に繋がっています。
防災交流拠点の「Free Space Peri.」は、大町町内での物資配布や食事提供、資機材貸出、困りごとの相談窓口いった災害支援の活動をとりまとめる本部となっている場所です。ここFree Space Peri.の建物も浸水被害にあいましたが、清掃活動を続けながら、大町町内の住民の方々の復旧作業の拠点として心の拠り所となっています。
地域で復旧・復興作業に尽力する住民の方々、自治体や地元団体の方々もまた、その多くが被災者です。前を向いて地域が災害を乗り越えるためには、一人ひとりの力だけではままなりません。被災地だけの力ではなく、企業など社会全体が力を少しずつ出し合うことで、「災害につよいまちづくり」が可能になります。
 
私たちPBVも、被災地の現場で聴こえてくる困りごとやニーズを、SEMAなど様々なネットワークを存分に活用しながら、より多くのセクターの人達が災害支援に関われるような橋渡しをしていきます。
スノーピーク様、ありがとうございます!

また、8/24にPBVスタッフ2名が新たに佐賀県大町町へ現地入りしました。

PBVでは、行政、社協、地元NPO、自治会、地域住民の方々と連携して、主に3つの活動を実施しています。
①被災した住民の抱える悩みや困りごと(ニーズ)と物資提供や炊き出し支援といった町に集まる支援の申し出(シーズ)の調整
②地区の支援交流拠点となる公民館の運営サポート
③新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた、避難所運営や地域での活動にあたるガイドラインやフローづくりなどのサポート
 
これらを役場や社協、地元区長さん、支援団体の方々と連携協力しながら、被災された住民のみなさんが一日も早い復旧と生活再建に向かえるよう活動を展開しています。