【緊急支援】2021年福島県沖地震の支援について

クラウドファンディング終了まで残り2日となりました。現在目標達成まで残り28%となっております。毎日確実に目標金額へ近づいておりますが、もうあと一歩。もう一押しです。ぜひ、最後まで応援とご支援をよろしくお願いいたします。

**********************************************

クラウドファンディング終了まであと7日!
最後まで応援をよろしくお願いいたします!
「コロナ禍でも被災者を支えたい」 #1人の100歩より100人の1歩

 

さて、2021年2月13日に発生した福島県沖地震に関して、現地での支援を開始しています。PBVではコロナ禍でのガイドラインを作成しており、コロナ禍の状況においては地元行政等からの要請を受けての支援になっています。3月8日より山元町社会福祉協議会(宮城県)からの要請を受け、2019年に台風被害を受けた千葉県で支援実績のある屋根のブルーシート展張チームを派遣し、被害を受けた屋根への応急対応を行う活動を開始しています。

2021年福島県沖地震に関してはこちら(コロナ禍での支援についても掲載しています)

 

 

3月7日から21日にかけて、第1回目の派遣を行っています。宮城県(3月19日現在)の発表によると、山元町では約1,287棟が家屋の被害を受けています。そのうち比較的軽微な損傷もありますが、屋根の被害は実際に雨が降ってから判明することが多いです。軽微だとしても雨漏りがあれば、室内は浸水し時間が経つほどカビが広がり、健康被害も懸念されます。

現在、山元町社協で把握している住民から寄せられたニーズは40件ですが、「これは少ないのではないか」と話をしています。先ほども言った通り、雨が降らないと屋根の被害の規模は分かりにくいものです。今後、住民からのニーズはもっと出てくると考えられます。また、3月20日に起きた宮城県沖地震によって、さらに被害の件数は増すのではないかと予想されています。

2月13日の地震発生から、災害ボランティアセンターが開設されたのは2月末のことでした。その期間住民は地元の工務店に屋根の修理を依頼し、1日に150件以上電話が来る日もあったそうです。初動で屋根を保護するブルーシート展張は地元の工務店の方がやってくださっていますが、彼らは災害時のブルーシート展張に慣れているわけではありません。張り方や使用する資材によって、時間が経てば劣化し張替えのニーズが殺到するのではないかと懸念しています。PBVでは、被害に遭った家屋を尋ね、例え軽微だと判断された家屋だったとしても、屋根に上り修繕をしています。

 

 

 

山元町の皆さんは、10年前の東日本大震災を経験されています。少し高台にある町なので、ぎりぎり津波の被害はなく、10年前に崩れなかった家屋が、今回の地震で被害に遭っています。10年前の大震災では家屋被害がなかったとされ、国からの補償もなく、金銭的な理由からメンテナンスをしていない家屋がほとんどです。あの大震災を経験した住民たちは「あの時と比べると全然大丈夫だよ」と今回の被害を軽視している傾向が強いです。確かにあれだけの被害を出した東日本大震災と比べてしまうと、今回の被害は規模の小さいものですが、確実に生活に関わってくるものです。千葉では2019年の台風15号19号の影響で、今でもブルーシート展張のニーズがあること、この被害を軽視していると取り返しのつかないことになることなどを丁寧に説明し、住民に「修繕をしないといけない」と感じてもらうことから始めています。

 

 

 

現在、山元町にはブルーシート展張を実施できる人材がおらず、PBVは人材育成を目的に、3月27日から4月7日に2回目の派遣を行う予定です。コロナ禍でどうしても平日に作業できる人もおらず、外部支援団体が入ることも土日が多いので、復旧までには長い時間がかかりそうです。

また、10年前に津波で家屋を流された若い人々は、「より安全な場所に」と山元町よりもっと高台の場所に家を建て替えています。そのため山元町の高齢化と独居化が進んでおり、今回の災害ではその課題がより浮き彫りになっています。10年前の震災によって、防風林がほとんどなくなってしまっているので、風に関しては千葉よりも強いという印象でした。千葉が西から強い風が一方向に拭きますが、山元町では蔵王山から風が吹き上げてくるので、屋根なども飛ばされやすい状況です。

コロナ禍で再建のスピードが遅れている中、一刻も早くブルーシート展張の担い手を育成するために、今後も長期的に山元町に通い続けます。風の強い町で生きていくことは、屋根を飛ばされることがあるかもしれないことと隣り合わせで生きていかなければいけません。東日本大震災で、「それでも海とともに生きてく」と決めた漁師さんたちのように、風とともに生きていくにはどんな仕組みや技術があればいいのか。山元町の住民と話し合いながら支援を進めていきます。