手元にある読み終えた本や聞かなくなったCD、何度も遊んだゲームなど、自分や家族が使った中古品が、もっと世の中の役に立てばいいのに・・・。誰しも、そんなことを考えたことがあると思います。
東日本大震災では、緊急対応時にはそういったモノを直接支援物資として送る方法もありました。けれど、地元のお店などが再開したいまは、逆に善意で送った物資が、地元経済の足を引っ張ることにもなりかねません。
石巻専修大学の臨時倉庫で作業するボランティア。昨年3月~9月後半まで、全国各地また世界中から集まる支援物資の搬入搬出と仕分けはPBVが中心となって預かった役割でした。
「ありがと本」は、そういった中古品を提供することで、災害支援や社会貢献に取り組むNGO/NPOに活動資金が寄付されるという後方支援のキャンペーンです。
手がけるのは、公益財団法人「信頼資本財団」。ちょっと変わった名前ですが、お金には数えられない『人間と人間の信頼関係』という価値に着目し、その意味を共有できる人のネットワークで、社会をより良くしていこうと設立された団体です。
「人こそが人を支援できる」と、たくさんのボランティアの力を結集して、東北での緊急支援を行うPBVを応援したい!と申し出ていただき、N寄付金控除の優遇を受けることができる特定公益増進法人の特徴を活かした「共感助成プログラム」に、NPO法の改正という追い風もあり、この1年間で500万円を越える財政サポートにご協力いただきました。
現在、この「ありがと本」を通じて、PBVの活動へ寄付をいただいたのは、55人。3,244冊で69,215円が、東北での活動や防災への取り組みなどの資金の一部になっています。ご協力いただいた皆様、ありがとうございます!
緊急支援のステージを過ぎ、これからは財団などからの大きな助成サポートを受けるのが徐々に難しくなってきます。「サポート会員」へのお願いはもちろん、「ありがと本」やインターネット寄付サイトなど、様々な形でPBVの活動を知っていただき、一人でも多くの方にご支援いただけるよう、これからも頑張っていきたいと思います。
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