プールの泥出し、遂に完了っ!

みなさん、お待たせいたしました

ひとつ前のブログでお伝えしたスイミングプールの泥出しが、本日無事に完了しました

本日は午前中の作業途中、比較的大きな余震が発生ました。その余震によって津波注意報が発令されたため、ボランティアは作業を中断し事前に定めていた場所へ一時避難。

注意報解除までその場所で待機となったため、実は午前中の作業はあまり進みませんでした。

それでも、前日から引き続きの作業なのでボランティアのみんなも慣れたもの。注意報解除後、現場に戻るとテキパキと作業を進めていきます。

昨日は時間切れで遺していた、泥出しの障害物となる床板を撤去したところ。
昨日は時間切れで遺していた、泥出しの障害物となる床板を撤去したところ。

写真でもお分かり頂けるように、残すはあとちょっと。

終わりが見えて一気にスピードアップ

あっという間に、、、

スッキリ☆

でも、まだまだコレでは終われません。

続いてはコチラ

そう。水切りワイパーの出番です。

目地に詰まった泥はデッキブラシでこそぎ落とし、水をかけながらワイパーで汚水を集めていきます。

もちろんプールの排水溝もありますが、泥交じりの水を流してしまうと目詰まりをさらに悪化させてしまうため、バケツに入れて搬出します。

こんな風に、プール内での作業にある程度終わりが見えた段階で、別のチームのボランティアたちは、プールの周りの清掃に入ります。

ここまで来ると、見た目もどんどんキレイになっていくので、みんなも楽しそう。

汗だくになりながらも仲間と声を掛け合いながら笑顔が絶えません。

そんなこんなで気づけば、こんなにピカピカに

で、「せっかくカメラマンがいるんだったら」ということで、みんなで記念撮影をパチリ☆

たった二日間で、あれだけ泥だらけだったこのプールがここまでキレイになるなんて、最初から石巻に居て、たくさんの現場を見てきた僕でも驚きです。

ここからは地元の方を中心に、仕上げの清掃や設備の復旧を行うとのこと。

一日も早い再開を願うばかりです。

作業にあたったボランティアの方は、このプールが晴れてオープンした暁にはみんなで泳ぎに来たいね、なんて話していました。

ここの作業に携わったメンバーの多くは短期組。なので、この作業終了後すぐに道具の片付けをして、いそいそと自分の荷物をまとめてバスで帰っていきました。

みなさん、本当にお疲れ様でしたナイスチームワークでしたよ

帰ったらゆっくり休んでくださいね。

ということで、昨日から始まったプール清掃の作業レポートはここでおしまい。

ここからは、作業中に撮った写真をフォトギャラリーに載せていきます。

より多くの方にボランティア作業のイメージを沸かせてもらえればと思います。

それではどうぞ

続いては、今日の作業に入ってくれたボランティアのみんなの笑顔たち。

みんないい顔してますね。

ちなみに・・・この中には、「えっ」と驚く方もちらほら。

どの人か探してみてくださいね。

ね。みんな本当にいい顔しています。

額に流れる汗も、飛び散った泥もカッコいい

ピースボートで石巻へボランティアに来た方も、延べ人数で既に2万人を越えました。

ここに来た多くのボランティアの方々も、来るまでには色々な想いを巡らせたことでしょう。

学校もあれば会社もあるし、そもそも「僕が/私が行って何かの役にたつのかな」そんな思いを持っていた方も多いと思います。

けれど、少しだけ勇気を出して一歩踏み出してみれば、アナタのチカラは必ず役に立ちます。こういった泥出し作業も、人がひとりでも多ければその分進めることが出来るし、何より「何か手伝いたい」との共通の思いを持って集まったメンバーと、共に汗を流し作業にあたることで、「TVでは見ることの出来ない世界」を感じられるはず。

3月11日、東日本を襲った未曾有の大震災は、この時代を生きていく僕らが向き合わざるを得ない出来事です。

とてもたくさんの方が犠牲になり、そしてその何倍もの方々が愛すべき人たちを亡くし傷ついています。

そんな現実に覚悟を決めて向き合うためには、現場に来て、見て、作業をして自分の体で感じてみるのが一番。

次はアナタの番です石巻でお待ちしていますよ

おっと、「アッと驚くあの人」の答えを忘れるところでした。

ご本人の了解を得て、最後に紹介させていただきますね。

まずお一人目は・・・この方

そう。俳優の戸次重幸さん

大泉洋さんらと演劇ユニット「TEAM-NACS」に所属する役者さんです。

役者仲間で、先日のブログでも紹介した福島カツシゲさんの呼びかけに応じる形で、忙しいスケジュールの合間をぬって石巻に来て頂きました。

その働きっぷりは真面目そのもの僕は合計で3日間ほどご一緒させていただきましたが、いつでも真剣な眼差しで注意事項や説明を聞き、作業に入るや黙々と進めていってくれました。

今日東京に帰っていきましたが、帰る前にわざわざ僕らのところに出向いて、とっても丁寧にご挨拶までして頂きました。

戸次さん、いや、シゲさん本当にありがとうございました

またいつでもお待ちしていますよ

そして、続いてはこの方

なんと2008年ミスユニバース日本代表の美馬寛子さん

実は彼女、今回の参加は2回目なんです。

少し前に一度作業をして頂き、その帰り際「また来ますね」と仰っていたのですが、それから1ヶ月もしないうちに、ご自身の友人たちを連れて今回本当に来てくれたのです。

美馬さんも、戸次さんも、みんなと一緒に泥まみれになりながら一生懸命頑張ってくれました。

暑くて大変な作業、本当にお疲れ様でしたまた是非お越しくださいね

ということで、メディアに出る出ないに関わらず沢山の芸能人の方も、一個人としてボランティアに参加してくれています。

本当にありがたいことです。

それではこの辺で今日の報告を終わらせていただきます。

明日も一日、それぞれの現場で「がんばっぺ」