2021年度 活動報告(年次報告書) ができました!

このたび、2021年度(2021年4月1日~2022年3月31日)の活動をご報告する年次報告書が完成しました!

PBVは、年度ごとに活動報告年次報告書)を作成し、日頃お世話になっている方々へ1年間のご報告をしています。毎年恒例の、この報告ができることを大変嬉しく思います。 

 

あの日から10年、走り続けて

2021年度の表紙は、「東日本大震災から10年、石巻の風景」。

大震災から6日後に足を踏み入れた港町の風景は、新たないろどりと共に変化し続けています。あの日から10年、毎年繰り返し発生する災害に対応するため、世界各地・日本全国を走り続けてきました。

それぞれの被災地は、苦しい状況の中にも、人々の生活の営みがあり、変化があります。その回復する力に手を添えてくださった皆さんに、感謝をこめてお届けします。ぜひ、ページをめくってみてください。

 

「ありがとう」の想いを込めた、支援のフロー図

今回の年次報告書でぜひご覧いただきたいのが、写真の見開きです(本誌6~7ページ)。

このページの図は、「災害対応の準備 PREPARATION」→「現地調査 ASSESSMENT」→「協働・連携COORDINATION」→「被災地支援活動 SOLUTION」という、災害支援活動の全体の流れを示しているものです。現場での災害支援だけでなく、それらの活動をより円滑・効果的に行うために、発災前からPBVがいつもどんな活動を行っているかを、わかりやすくフロー図で表しています。

東日本大震災の発生以来、数々の被災地に駆けつけて沢山の支援活動を行ってこれたのも、様々な形で、長く支援し続けてくださっている全ての支援者の皆さんのおかげです。また、2021年初春に設立した毎月寄付制度「お互いさまサポーター」へのご登録を頂いている方々も、いま大台の100名様に達しようとしています。

ページ下部の一見ささやかな「手のイラスト」には、そんな1人ひとりの方々への「ありがとう」の想いを込めています。

(ここだけのお話ですが、このページのレイアウトを考え始めてから完成するまでに、実に3ヶ月を費やしてしまいました…トホホ。自分たちが支援者の方をはじめ、被災地で関わる多くの方々に伝えたいことを、いざ文字や図で表してみることの難しさを痛感しました)

 

これからも、みなさんとともに

毎年、報告書の作成作業をしていると、年々息の長い支援が必要となってくる傾向が、年々強まっているように感じます。

また、2021年8月豪雨が発生した九州北部や、2年連続で震度5を超える強い揺れを観測した福島県沖、台風の到来が他国と比べても多いフィリピンなど、同地域で似たような時期に繰り返し起こる災害も増えている気がします。

被災直後に迅速な支援を届け、命・生活・尊厳を守ること。

息の長い支援を届け、災害につよい社会づくりを一歩一歩広げていくこと。

 

これからも、PBVへのご支援・ご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。

2021年度 活動報告 はWEB上でもご覧いただけます。ぜひご一読ください。

https://pbv.or.jp/download/2021_PBV_report.pdf