2019年 新年のご挨拶

 

新春を迎えることができました。これもひとえに皆さまの温かいご理解、ご協力の賜物と感謝申し上げます。旧年は、残念ながら記録的な災害が多発する年でもありました。国内では大阪北部地震や西日本豪雨、北海道胆振東部地震など、海外ではグアテマラ火山噴火、インドネシア地震と津波など、多くの地域で甚大な被害がありました。未だ、それぞれの地域で災害の爪痕が残っています。改めて、行政や民間の連携と各支援団体の持続可能な活動の必要性を感じました。

 

特に平成で最悪の水害となった西日本豪雨災害では発災直後から各被災地域を見てまわり、岡山県倉敷市での支援活動を続けています。約5,000世帯が全壊や半壊の被害を受けた倉敷市の復興には長期的な取り組みが必要です。現地の災害ボランティアの募集期間も延長し、継続的な取り組みを実施していきます。

 

防災・減災教育のプログラムでは、現場のリアリティに基づいた避難所の訓練や災害ボランティアセンターの訓練の要望が増えています。生活地域が被災した想定も含めて、災害対応を切実に検討している様子がうかがえます。3ヵ年の新宿区協働事業「しんじゅく防災フェスタ」も最終年となり、運営ボランティアや各団体、行政の皆さまのおかげでやりとげることができました。

 

すべての人々がお互いに助け合える社会を目指して、本年も被災地域への支援活動の継続とともに、災害への備えを強化していく防災・減災教育活動に力を入れていきます。また、今年8月には2回目となるピースボートクルーズの石巻入港を果たします。

 

皆さまにはより一層のご支援、ご協力をお願い申し上げます。そして、新しい年が皆さまにとりまして、良い年となりますよう心からお祈り申し上げます。