【西日本豪雨災害(7月豪雨)】猛暑が阻む、家屋の片付け

深い緑に囲まれ、いくつもの川が流れる、岡山県倉敷市真備町。

 

西日本豪雨(平成30年7月豪雨)で、小田川の支流含め8ヶ所が決壊しました。町の4分の1が水没し、2,000棟を超える家屋が全壊となり、広い範囲が2階にまで水が達しました。倉敷市全体では、4,600棟以上の住宅被害が出ています。

 

 

生活を再建するためには、家屋の清掃や片付けが早急に必要となります。倉敷市社会福祉協議会によって、倉敷市災害ボランティアセンター(災害VC)が開設され、住民の家屋清掃を手伝うためのボランティア受け入れが行われています

 

PBVでは社会福祉協議会の要請や、災害ボランティア活動支援プロジェクト会議など外部支援者と協議し、倉敷市災害VCの立ち上げや運営支援を行っています。被災範囲が広いため、各地域に拠点となるサテライトを設置し、清掃ニーズが寄せられた住民にマッチングを行っています。2ヶ所のサテライト運営を担い災害VC本部からやってくるボランティアを現場の作業に送り出しを行っています。

 

 

 

 

しかし、まだボランティアを十分に送り出せていない地域や要望をいただいたところでもボランティアの支援が入るまでに時間がかかってしまうこともあります。

 

他の被災地域に比べ、倉敷市は比較的ボランティアが集まっていますが、それでも被災家屋が膨大にあり、まだ多くのボランティアを必要としています。災害VCもフル活動していますが、多くのボランティアの力を最大限活かすには、特に現場で住民さんとボランティアとを繋ぐリーダーの存在が不可欠です。

 

そして、この異常な猛暑は、懸命に家の片付けを行っている被災者の体力や精神力を奪っています。気温は連日35℃を超え、時には39℃に達する日もあります。

 

立っているだけでも吹き出してくる汗。その中で多くのボランティアが、被害を受けた家屋の清掃を行っています。熱中症対策のため、決められた水の量を飲んだり、小まめに休憩をとったりと、ボランティアの安全も第一に活動しています。一方で、この暑さのために作業時間を短くせざるを得ず、残念ながら作業できる量も限られてしまいます。

 

 

 

 

「早くご自宅に戻って頂けるように」、「何かしらの力になりたい」と多くの方々がボランティアに駆けつけていますが、まだまだ人手が足りません。
PBVでは、現在、中長期的(1週間以上)に活動できるボランティアを募集しています。お時間を作れる方は、是非、力を貸していただければ嬉しいです。

 

残念ながら復旧・復興には、長い時間がかかることが予想されています。
ボランティアがバトンを受け渡しながら、一歩ずつ前へ進めるように尽力していきます。

 

【西日本豪雨(7月豪雨)】長期災害ボランティア募集
現地集合‐現地解散 ※1週間以上

 


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