南米パラグアイから大きなエール!! チャリティースポーツイベントで、石巻を支援

スリランカ公式ボランティアチームの活躍 や、南インドから届いた「ツナミカ」在日ナイジェリア人グループからの支援、そして数え切れないほどのインターナショナル・ボランティアの皆さんなど、私たちの災害救援活動は多くの世界からの応援を受けてきました。

今日はもうひとつ、南米・パラグアイからの応援を紹介します。

 

東・北東にブラジル、西・北西にボリビア、南・南西にアルゼンチン。大きな国々に囲まれたパラグアイは、南米大陸のほぼ中心に位置しています。海に面していないため、ピースボートクルーズでも立ち寄ることのできない内陸国。飛行機でも日本から30時間・・・、もちろん直行便はありません。

 

7月26日、パラグアイの首都・アスンシオン市にて、パラグアイ・日本商工会議所主催によるスポーツチャリティーイベント「Corrida por Japon(コリーダ・ポル・ハポン/日本のために走ろう!)」が開催されました。参加人数は1,000人。最年少12歳から、まさに老若男女、多くの方々が日本を想って参加しました。イベント中は、被災地の状況説明や、復興を祈る元気な太鼓演奏も。チャリティーで集められた支援金は、ピースボートを通じた被災地での復興支援へ贈られました。

 

被災地状況を説明するマルセロ・豊歳代表
復興への祈り・太鼓の演奏
オリジナル・Tシャツを着て、約1,000人でチャリティーマラソン

 

このイベントは、ピースボートのコーディネートで石巻市を訪問した在日パラグアイ大使、豊歳直之さんによる報告を受け、息子のマルセロさん(パラグアイ在住)が中心となって実現されたもの。これほど遠く、津波の経験もないパラグアイのみなさんが集い、被災地のことを考え、震災後5ヶ月が過ぎた今も遠い南米大陸からエールが届くことは忘れがたいことです。

今月28日(日)にはエンカルナシオン市にて、第2回「Corrida por Japon」が開催されます。走ることができない方々も、家族と一緒に歩くことで参加し、支援の意志を表明します。

彼らの合言葉は「Fuerza Japon!(フエルサ・ハポン/日本に力を!)」
今度は日本からもエールを送りたいです。「フエルサ・パラグアイ!」と。