東日本大震災の被害を受け、支援活動を開始してから5年と10か月。
これまで支えていただいたみなさまへ感謝の気持ちをお伝えするとともに、5年間の活動を総括しての活動報告をさせていただく「設立5周年 活動報告会&懇親会」を2016年12月22日に開催いたしました。
一年で一番忘年会が開催されたであろう祝日前の22日にもかかわらず60名を超える方々にお越しいただきました。心より感謝申し上げます。
まずは、2011年3月に東日本大震災の先遣隊として、宮城県石巻に駆け付けたメンバー3名によるクロストークで、これまでの活動の歩みをスライドともに振り返りました。
PBVは、共に活動をしてくださったボランティアの方々、資金面で支えてくださった皆様、一緒に災害支援、防災・減災の取組みを進めてくださった方々なしには存続できませんでした。ご支援いただいた方々からも会場からコメントを頂きました。
社員有志による寄付制度(Share Happiness倶楽部)によるご寄付を今後起こる災害に向けた資金としてご提供いただいている東京海上日動火災保険株式会社から高津戸様
PBVと共に国内・国外での災害リスク軽減に向けたネットワーク「防災・減災日本CSOネットワーク(JCC-DRR)」を進めている特定非営利活動法人CWS Japanの小美野様
続いて今年4月に発生した熊本地震に対する支援内容を報告。
PBVでは避難所運営サポート、災害ボランティアセンター運営サポート、食事支援、児童発達・障がい児支援、仮設住宅のコミュニティ形成サポート、子どもの保養プロジェクトなど多岐にわたる支援を実施しました。
また、熊本での活動を支援いただいた方々にも会場からコメントを頂きました。
熊本の避難所支援をサポートいただいた特定非営利活動法人シャプラニール=市民による海外協力の会から勝井様、雫様
災害支援のため自社製品(携帯電話やwifiルーター、ロボットPepper)の貸与を頂いたソフトバンク株式会社から門脇様
食事支援等の活動に社員ボランティア派遣をしていただいたサノフィ株式会社から本山様
石巻からは2016年3月に地元団体として独立した「ピースボートセンターいしのまき」の代表理事山元も駆けつけ現在までの活動、今後についてお話をしました。
その他、現場の経験から生まれた防災・減災・災害時のためのトレーニングプログラム。また、経験を踏まえた防災グッズを販売するセーフティバンクの紹介をさせていただきました。
石巻で工場が被災された木の屋さんからは当時ボランティアとして駆けつけてくださった皆さん、そしてPBVを支援してくださっている皆さん宛てに缶詰の提供を頂きました。
当時作業にあたったボランティアがメッセージを書き残したベニヤ板を縮刷した冊子が添えられています。
報告会に来られなかった皆さんにもぜひお届けいただきたいとPBVの東京事務所およびピースボートセンターいしのまきにてお預かりしています。
ぜひ両事務所まで、遊びがてら受け取りにいらしてください。
※不在のこともありますので事前にお電話ください。
【オープン時間】
PBV東京事務局―平日9:30~18:30 TEL:03-3363-7967
ピースボートセンターいしのまき―平日9:00~18:00 TEL:0225-25-5602
また、ピースボートセンターいしのまきがシェアーオフィスをしている街づくりまんぼうさんから会場の皆さんへと石巻名産のかまぼこの差し入れを頂きました。
報告会の最後には皆さんで木の屋さんの缶詰と冊子を持って記念撮影。
「人こそが人を支援できる」を掲げて活動を行ってきた当団体。
まさに皆様一人ひとりに支援いただき活動を継続してきました。心より御礼申し上げます。今後も災害の被害に遭い、困難な状況になる方を一人でも少なくするために尽力していきます。
ひきつづき、ご支援ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。