一般社団法人ピースボート災害ボランティアセンターでは、本日午前に、産経新聞社に対し、「産経ニュース」が報じた『TBS番組「街の声」の20代女性が被災地リポートしたピースボートスタッフに酷似していた?!「さくらじゃないか」との声続出』という見出しの記事に対する抗議文を提出していました。
その後、午後14時58分、産経新聞社WEB編集長より、以下のようなFAXでの回答書を受け取りました。
●PDFデータは コチラ
回答書は、当団体および当該女性スタッフに多大な迷惑をかけたことに対する謝罪と、記事化するに際して当団体への取材を怠っていたことを全面的に認める内容です。
このような安易な取材姿勢により、すでにインターネット上で拡散されてしまったいわれのない誹謗中傷が当該女性スタッフをひどく傷つけた事実を十分に反省し、二度と同じようなことが繰り返されないよう再発予防を徹底していただきたいと考えています。
なお、今回の一連の出来事は、「産経ニュース」の記事により広がったものではありますが、そもそもまったくの事実と反する個人のSNSによるコメントが、さらに事実を確認せず拡散された経緯があります。事実と異なるSNS情報が噂話として広がることで、個人の人権と安全を著しく損なう危険性があることを、全国のネットユーザーの皆様にも理解が広がることを期待しています。
2016年6月17日
一般社団法人ピースボート災害ボランティアセンター
代表理事 山本隆