12月15日(土)、新宿文化センターで「新宿区 若者のつどい」というイベントが開催されました。新宿区が主催、新宿区社会福祉協議会や日本ファイナンシャル・プランナーズ協会東京支部も共催したイベントで、30代を中心に新宿区在住の若者たちが出会い、笑い、学び、つながるためのライブや講座、展示などが行われました。
PBVでは、先日このブログでも報告した「多文化共生と防災・減災を考える町歩き」でもご一緒した新宿区社会福祉協議会さんからのお誘いをきっかけに、文化センターの地下スペースで行った「Volunteer Cafe」のコーナーに参加させていただきました。
これまでもイベントでブース出展などを行ってきましたが、通常は東北を支援する目的であったり、ボランティアに関心がある人たちが集まる場でした。しかし、今回は「吉本芸人によるお笑いライブが楽しみで」など、参加する若者たちの関心も様々です。そんな人たちに東北のいまの姿やボランティアに少しでも興味を持ってもらう機会にしたいと、事務局ボランティアのメンバーが一所懸命準備を進めてきてくれました。
クリスマス前ということもあり、イベント当日はクリスマスの衣装を身に着けてスタンバイ。
「Volunteer Cafe」では、スターバックスのカフェスペースとともに、新宿区社協からは地域ボランティア、PBVからは東北での災害ボランティアの紹介。写真展や現在のプロジェクト展示などを通して、災害復興支援活動について広く関心を持っていただけるよう工夫しました。
コーヒーを片手に、展示写真に目を向けてくださる来場者の方々も。
また、子連れの来場者を対象としたキッズスペースも担当。
「ピースボートセンターいしのまき」でも、何度か地域の子ども向けに実施した「チョークアート教室」や、「きぼうのかんづめ」の絵本の読み聞かせを行いました。
大盛況だった「チョークアート教室」。子どもそっちのけで作品づくりに集中するお母さんも!?
ブースでは「いま、被災地ではどんなことが必要とされているの?」「子どもが小さくて家を離れることができないけど、自分にも何かできることはある?」など、色々なご質問やご相談をいただきました。
東北への関心が薄くなっていると言われますが、人の関心が落ちたのではなく、気になっていても以前ほど現場のことを知るきっかけが少なくなっているだけなのかもしれません。長く東北を支えていくには、また将来の災害に備えるためには、普段から関心の高い人たちだけでなく、できる限り裾野を広く情報を伝えていく「つくり手」の工夫も必要だということを改めて実感しました。
今後も、新宿に在籍するNGO/NPOとして、足元から東北支援、そして防災・減災につながる取り組みにも積極的に参加していきたいと思っています。