100人で100日をかけて、ミュージカルをつくり上げよう!-「ピースボートセンターいしのまき」では、来年1月の宮城公演に向けたミュージカルの練習が話題になっています。
このミュージカルを企画したのは、NPO法人コモンビート。震災を受けた昨年は、東京からのボランティアバスを企画し、多くのメンバーが石巻でのボランティアに参加しました。
彼らが主催するミュージカル「A COMMON BEAT」は、もともとアメリカのNPOが始めたもの。世界各地から集まった若者が生活をともにしながら、様々な文化や暮らし、そしてミュージカルの共演を通じてお互いを学ぶ国際教育の一環として使われるようになりました。
この作品に込められた「異文化理解~違いを認め合うこと」というメッセージに感銘を受けた若者たちが、この作品を日本語化し、オリジナルの演出を加えて公演を行いました。そのメンバーらが中心となり、2004年にNPO法人コモンビートとして発足。実施する土地でキャストを募り、各地での公演を成功させてきました。
コモンビートは、まさに異文化交流を行いながら地球一周を行うピースボートの洋上でもプログラムを実施しています。「ピースボート洋上コモンビートプログラム」は、船に乗り合わせた全国、また各国からの老若男女が参加し、航海中に練習と公演を行うという内容です。
次回、来年4月1日に日本を出航する第79回クルーズでも実施予定です。
洋上プログラム、そして石巻でのボランティアなど、これまでも一緒に活動してきたコモンビートの次なる目標は、来年1月19日、20日に行われる初の東北プロジェクト。石巻市での会場確保が難しいことから、場所は同じ宮城県多賀城市の文化センターで開催されます。
東北プロジェクトを始めるに当たって、大切だったのは、石巻の方々が興味を持ってキャストに参加してくれること。「ピースボートセンターいしのまき」も協力し、コモンビートの中心メンバーが何度も石巻に足を運びながら、イベントやお祭りの場を借りて、パフォーマンスや体験会を重ねてきました。
初めは心配していましたが、最終的に様々な年代の石巻の方々を中心に、100名のキャストの見込みも立ち、明日13日からいよいよ本格的な練習が始まります。ご期待ください!
●「A COMMON BEAT」東北プログラム/宮城公演 の詳細は コチラ
● 上記facebookページは コチラ
photo : Naoto Masagaki