【九州豪雨災害】活動レポート

22日より本格的に活動を始めた大分県竹田市での、九州豪雨災害の模様をお届けします。

◎7月29日~8月10日、第二次ボランティアの募集を開始しました。
詳細・応募方法は コチラ

 

竹田市の人口は約2万6千人。2005年、竹田地区と荻町、久住町、直入町が合併し、今の竹田市が誕生しました。大分県南西部に位置し、くじゅう連山、阿蘇外輪山、祖母山麓に囲まれた土地。大野川の源流があり、水と緑があふれる自然豊かな地域です。米やカボス、椎茸、トマトなどの農業や、岡城跡、武家屋敷、瀧廉太郎記念館などの歴史観光が主な産業です。

竹田市のホームページによると、今回の豪雨災害により、半壊以上の被害を受けた住宅は100棟以上、床上・下を含めると300棟以上が浸水被害に見舞われました。

 

現在、断水状況は復旧(仮設含め)したようですが、大分・熊本を結び九州の東西をつなぐ国道57号線が通行止め、JR豊肥本線の線路にも大きな被害が出ているため、交通アクセスが極端に不便になってしまい、人々の移動や復旧作業のスピードに影響を与えています。

 

PBVの先遣スタッフが九州に入って5日後の20日深夜、第一次ボランティアや応援スタッフ9名と作業用の資機材が合流しました。竹田市社会福祉協議会が運営する災害ボランティアセンターの方々との打合せや作業確認後、泥だしや清掃作業が始まりました。

 

近隣住民や日帰りのボランティアらとも現場で合流、積極的にコミュニケーションを取りながら、素早く作業を進めていきます。

 

ニーズが上がってくるのはまずは住宅からですが、周辺の状況も判断しながら、必要であれば連絡を取り合い、側溝清掃なども行います。また、社会福祉協議会がニーズの受付を行っていることを知らない方もいらっしゃるので、作業しながらも住民の方と言葉を交わしながら状況を伺ったりもします。この辺りは、石巻や和歌山での緊急支援メンバーの経験が活きるところですし、その日だけでなく、翌日以降も継続して活動する団体ボランティアという強みでもあります。

 

 

1日の終わりは宿泊所にてミーティング。社会福祉協議会の運営のお手伝いに入っているスタッフも含め、今日の作業報告、全体の被害・ニーズ状況などを確認し、明日の作業と割り振りを決めます。効果的な緊急支援の鍵は、なんといっても情報整理と現場作業の両立。そして、翌日に備えてしっかり身体を休めること。

 

ボランティアの皆さん、蒸し暑い中での体力勝負だと思いますが、ケガや病気に注意して、しっかり休憩をとって、引き続きよろしくお願いします!

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九州豪雨災害 緊急支援募金にご協力ください!

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photo:Shoichi Suzuki