5月、石巻で炊き出しをするパルシステム連合会&ピースボートのボランティア
震災当初から、積極的な支援活動を展開しているパルシステム。
ボランティア活動に必要な物資や道具が不足していたり、安定した食材の確保が東京でも難しい中、全国ネットワークを持つパルシステム連合会にご協力いただけたことは、ピースボートにとっても本当に大きな支えでした。
7月からは炊き出しへのご協力だけでなく、毎週、石巻にパルシステム東京・神奈川の職員を派遣、泥かきや清掃活動など、一緒に災害ボランティア活動を行ってきました(パルシステム東京だけで、11月末までに約180名を派遣!)。月~水、木~金の2パターンの派遣スタイルで、人数が集中する土日を避け、平日での活動アレンジをしていただいたことも、現場にとっては非常にありがたいことでした。
そんなパルシステム東京。ここ最近は、先日火入れ式を迎えたマルト高橋徳治商店(火入れ式の様子はコチラ )の清掃活動を一緒に行ってきましたが、それには理由があります。
このマルト高橋商店は創業108年、31年前からは無添加の練り物を作り続けいる老舗。食の安全にこだわるパルシステムは、実は震災以前からここの商品を仕入れていたそうです。しかし、今回の震災では、市内にある2つの工場が大きな被害を受け、一時は操業中止を余儀なくされ、パルシステムでも商品の販売がストップしていました。この商店の再開は、彼らにとっても悲願だったのです。
10月1日に高徳商店の一部製造ラインが復旧。その後も、第ニ工場などの清掃を続けてきた結果、今月から、ついにパルシステムの商品ラインナップに、マルト高橋商店の商品を「えびしんじょすり身」が復活しました!この先、目玉商品「おとうふ揚げ」の復活計画もあるとか。
「復興支援企画」と題して、商品売上の一部がマルト高橋徳治商店に贈られる仕組み。企業ボランティアと本業を組み合わせたパルシステムによる復興支援のチャレンジです。
食べることは、支えること。
直接、被災地に行けなくても出来ること。
どこにいても、できることはまだまだありそうですね。
photo: パルシステム東京、Shoichi Suzuki