被災地の支援活動は、個人の皆さまをはじめ、多種多様な企業や団体の皆さまに支えられて実施しています。今回ご紹介するのは、仮設生活の支援に物資をご提供してくださった株式会社ニトリです。
株式会社ニトリ
株式会社ニトリは、暮らしのインフラ企業として、被災地での早期営業再開や、被災地支援をおこなっています。今回の能登半島災害支援においては、株式会社クレディセゾンと共同して、1年半にわたり継続した支援を実施されました。この支援の枠組みでは、クレディセゾンのカード会員によるご寄付と、クレディセゾン、ニトリ両企業からの寄付により、延べ189か所の仮設住宅や避難所、物資拠点等へ支援物資を寄贈されました。
ニトリ社員の皆さんは2024年4月に能登の視察に訪れ、支援物資について検討してくださいました。長期化が見込まれている被災者の方々の日々の暮らしを支えるため、PBVが行う「仮設住宅等への家電支援」や「避難所の生活支援」と連携し、ご支援くださいました。
冬対策:仮設住宅に入居される方へ家電を寄贈
2024年4月に市内に建てられた応急仮設住宅を見学されたニトリの皆さん。新しい場所での暮らしがより快適なものになるよう、部屋の様子を確認して物資寄贈の準備を進めました。新たな生活に必要となる家電品や仮設集会所に必要となる備品類の選定などは、過去の被災地でPBVが行ってきた経験を活かして内容を共有させていただきました。
そして、厳しい冬を迎える能登には欠かせないコタツを、輪島市の仮設住宅や被災した石川県内だけでなく県外の公営住宅等に広域避難で入居した世帯も対象に、PBVと輪島市と連携し、支援をしてくださいました。
【寄贈先】石川県内外の77世帯の応急仮設住宅および公営住宅への避難世帯
【寄贈日】2024年8月3日~2025年4月4日
【支援物資】家電(高さが変えられるコタツ) 77点
今回、ニトリ商品から選定させていただいたコタツは、とくに「高さを変えられる」ことが大きな利点でした。ご高齢の方や、子どものいるご家族など、生活に合わせて調整することができたと、受け取った住民の方々からもお声をいただきました。


夏対策:避難所へ夏対策用品を寄贈
夏を目前とした6月。ピースボート災害支援センター(PBV)は輪島市と連携し、輪島市内15か所の避難所へ、ニトリから寄贈いただいた『夏対策用品』をお届けしました。
【寄贈日】2024年6月10日~2024年6月11日
【支援物資】夏用寝具 2,000点
冷蔵庫 35点
掃除機 43点
避難所ではそれまで段ボールベッドに薄い毛布を何枚も重ねるなどして寝ていましたが、汗ばむ季節になっても毛布を使用しているなど、被災者は物資の大切さを分かっているがゆえに季節感覚がないまま、あるものを使い続けてしまう傾向があります。
一方で、運営側としては熱中症や熱射病など季節に合わせた対策をすることで、被災者の心身の健康を悪化させないよう予防することが重要になります。そこで、仮設住宅への家電支援で連携させていただいたニトリさんにご相談し、避難所の夏対策として、寝具と冷蔵庫、掃除機をご支援いただきました。
避難所のみなさんはとても喜ばれ、新しい寝具によって睡眠が快適になりました。とくに冷感シーツパッドは、暑い夏をゆっくり過ごすのにとても役立ちました。


寝具の交換を機に、心身の負担を軽減するためたわんだ段ボールベッドも交換し気分も一新
また、これまで冬季の間は避難所に冷蔵庫はなく、あったとしても備え付けの小さな冷蔵庫のみでした。夏場に近づき避難所の昼食夕食のお弁当の食中毒対策や保管をどうしようか。また、被災者の方が購入してきた飲料や乳製品なども、外に置いておくわけにはいかなくなります。
寄贈いただいた冷蔵庫のおかげで、お弁当や食材の保管に加え、夏場は冷たい飲み物をお配りすることで熱中症対策にも繋がりました。
住民の方々も、ミニトマトやお漬物をつまんだり、炭酸を口にすることでちょっとした気分転換にもなります。台数を取り入れることで各世帯が利用できるようになり大喜び。みなさんのほっとした笑顔を見ると、今までの不安や心配事が安心感に変わったのだと感じます。
一方、避難所の運営面においては、冷蔵庫の設置をうけPBVでは、感染症対策や食中毒対策として、毎日のアルコール消毒や食べ残し、飲み残しの確認などの点検をこまめに実施しました。住民の方々にも、名入れなどに積極的にご協力いただき、利用者みんなで大切に活用しました。そして避難所が閉所したあとは、公民館や小学校また必要な住民の方にお渡しし、その後も活用されています。
ニトリ担当者(左)、輪島市避難所担当職員(中央)、PBV現地スタッフ(右)



その他にも、寄贈いただいた掃除機はハンディタイプで持ち運びが楽だったため、それぞれ自分のスペースを掃除できるのが便利です。毎朝8時すぎには住民さんが掃除をしている姿をよく見かけるようになりました。


こちらの、能登半島地震および奥能登豪雨災害への支援活動は、ニトリをはじめ、ジャパン・プラットフォーム(JPF)、日本財団、休眠預金、をはじめとする助成団体やパルシステム生活協同組合連合会、Yahoo!基金など多くの企業の皆さまからご支援をいただいています。
皆さまからのご支援、ご協力に感謝申し上げます。
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