【目標1000万円!】「いつも」はひとり親家庭支援、「もしも」の時は被災地支援へ

困窮するひとり親家庭の子どもに食の支援を
この課題を解決するのが、PBVが運営するキッチンカー型の無人食料支援拠点「FOOBOUR(フーバー:食の港)」です。
キッチンカーを活用し、平常時は困窮するひとり親家庭に食料品や日用品を届け、災害時は被災地に温かい食事を届けます。「いつも」は困難を抱えるひとり親家庭などが、人目を気にせず24時間いつでも無料で食料や日用品を受け取れる“地域の港”であり、「もしも」の時には被災地を支える拠点にもなります。
「平常時(いつも)の備えが、災害時(もしも)にそのまま役立つ」というフェーズフリーの理念に基づき、子どもの貧困と災害支援という2つの社会課題の解決を目指します。
佐賀県NPO支援×公益社団法人ピースボート災害支援センター
1.子どもの貧困と激甚化する災害
日本国内では子どもの7人に1人、特にひとり親家庭では約2世帯に1世帯が貧困状態にあると指摘されています。「給食が唯一のしっかりした食事」といった切実な声は、私たちが活動する地域にも寄せられており、食の支援は喫緊の課題です。 同時に、近年の気候変動により災害は頻発化・激甚化しています。被災地では、栄養バランスの偏りや冷たい食事が続くことが、被災者の心身の健康に影響を与える課題となっていました。
2.佐賀県大町町との連携と「FOOBOUR」の始動
PBVは2019年および2021年の九州北部豪雨で、佐賀県大町町にて支援活動を実施しました。この連携を機に、2023年2月には佐賀事務所を設置。平時から地域課題に向き合う中で、上記2つの「食」の課題解決に取り組むため、本プロジェクト「FOOBOUR」をスタートしました。
3.PBVの解決策:フェーズフリー型キッチンカー「FOOBOUR」
「FOOBOUR」は、「Food(食)」と「Harbour(港)」を組み合わせた名称です。困難を抱える人々が安心して立ち寄れる“食の港”として、平時と災害時でフェーズフリーに機能します。
※「FOOBOUR(フーバー)」WEBサイト

<主な機能>
平常時(いつも):無人の食料支援拠点
支援が必要なひとり親家庭(児童扶養手当受給世帯など)を対象に、24時間無料で食料や日用品を受け取れる仕組みを提供。無人運用(防犯カメラ設置)により運営コストを抑えています。
家庭や企業の余剰食品(フードドライブ)の寄贈も募り、地域内で資源が循環し、フードロス削減にも貢献する仕組みづくりを推進します。
災害時(もしも):迅速な食事支援(キッチンカー)
災害発生時には、キッチンカーが迅速に被災地へ駆けつけます。これまでの被災地支援活動で培ったノウハウを活かし、被災した方々へ温かく栄養のある食事を届けます。
4.これまでの主な活動実績
(1)佐賀県大町町「FOOBOUR -おおまち港-」 (2024年8月〜現在)
佐賀県大町町の児童扶養手当受給世帯(約50世帯)を対象に運営を開始。開始1年間で延べ約2,000名に物資を提供しました。車内にコミュニティボードを設置し、無人型ながらも利用者の「ありがとう」の言葉を数多くいただいています。

発災翌日には現地へ向け出発。石川県珠洲市で、13,000食を超える炊き出しや約15万点の物資配布を実施しました。特に全壊してしまったスーパーの代替としてFOOBOURを常設し、24時間無人で物資を受け取れる拠点として運用しました。
(3)九州豪雨(2025年)
2025年8月の豪雨災害では、佐賀に常駐するFOOBOURが出動。断水が続いた鹿児島県姶良市にて焼きそば210食を調理・提供し、「(支援が)ここまで来てくれる気持ちが何より嬉しい」との声をいただきました。
5.ふるさと納税型クラウドファンディングの概要
この「FOOBOUR」の活動を継続し、今後さらに支援が必要な地域へ全国的に展開するため、佐賀県のふるさと納税制度(ふるさとチョイスGCF)を活用したクラウドファンディングを実施します。
プロジェクト名:困窮するひとり親家庭の子どもに食の支援を
募集期間 : 2025年11月17日(月)~ 2026年2月14日(土)
目標金額 : 10,000,000円
寄付金の主な使途:
・ひとり親家庭への支援(食料品・日用品の購入費、車両維持費、人件費 等)
・被災地での支援(炊き出しの材料費、資機材費、交通費 等)
・FOOBOURの新規設置・運用費
※本プロジェクトは、目標金額に達しなかった場合でも集まった寄付金の範囲内で活動を実施します。目標金額以上のご寄付をいただいた場合は、さらなる体制整備に活用します。
プロジェクトURL:https://www.furusato-tax.jp/gcf/4899
