こんにちは、ピースボート災害支援センター(PBV)の多賀です。

先月、ベトナムに行ってきました。

災害支援ではなく、「ピースボートクルーズ」 の仕事でした。ミッションは「下見」と「ツアーづくり」のサポートです。

ちなみに改めてご紹介しますと…

私が所属している「ピースボート災害支援センター(PBV)」と世界一周の船旅をコーディネートするNGO「ピースボート」は、名前は似ていますが別法人です。グループ企業(団体)といった方が、イメージしやすいですね。

東日本大震災を機に、継続的な支援をしていくため、ピースボートで災害支援に関わってきたメンバーを中心に、災害支援を専門とする団体としてPBVを設立したという歴史があります。

実は私。

かれこれ15年以上も前のことですが、ピースボートクルーズの「寄港地」の担当として現地調査やツアーづくりなどで、世界各地、津々浦々を訪れました。その中でベトナムにも長く携わっていたということがあり、今回のベトナム行きとなったのです。

成田空港を出発し、北部に位置する首都ハノイに降り立つと、さっそく聞こえてくる「ピピー、ピッ、ピッ、ピピピー!」というバイクや車のクラクション。怒っているわけではなく「ここにいるよー!」という安全のための合図だそう。

懐かしいベトナム特有の活気と喧騒が出迎えてくれました。

ここから訪れたところをダイジェストで。

大小2,000もの奇岩が浮かぶ、世界遺産「ハロン湾」。

ハロン湾には、巨大な鍾乳洞がある島も。

郊外の田園。

近代化が進む中でも、やっぱり市場は大人気。

ここからは中部最大の都市ダナンへ。

私が訪れていた15年前と比較すると、まるで別の街でした。

街には新しいお店が軒を連ね、かつては漁村が広がっていた場所には高級リゾートが立ち並んでいます。以前は地図なしでどこでもいけるほどでしたが、今は前後左右に広がるまったく新しい風景・・・。その変化は、まさに「浦島太郎」の気分を感じるほどでした。

ダナンのナイトマーケット。

どこまでも続く白砂のビーチ。

ダナン郊外に誕生した新名所「バーナーヒルズ」。

「バーナーヒルズ」のこの場所は、”映え”スポットとして、一躍ダナンの顔になりました。

古都ホイアン

ホイアンは、夜も多くの人で賑わっています。

ダナン郊外の世界遺産・ミーソン遺跡

こうして写真を並べてみると、ただの旅行記みたいですね…。

実際には所要時間やトイレの有無、土産の価格、使用可能通貨などなど、さまざまな情報を入手しながら、写真を撮りながらです。また子どもたちや若者との交流プログラム作りのミーティングを行ったりもしました。

そんなこんなで過ぎていった10日間の出張で、印象に残った会話があります。

農村部を訪れたとき、簡単に崩れてしまいそうな壁が住宅を囲んでいました。

職業病というべきか、

「この壁、地震がきたら危なくないですか?」

とガイドさんに尋ねると、

「地震は来ないから大丈夫」と笑顔で返されました。

そうか。「地震を前提にしない」ケースもあるのだなと。

一方、日本では「地震を前提にする」ことで、住宅の耐震基準や防災意識も日々進化しています。

特に能登の震災では、古い家屋の倒壊が目立った一方で、耐震化された住宅は無事な例も多く見られました。

そこで思い出したのが、数年前におこなった実家の耐震診断。

自治体によっては耐震診断チェックをしてくれるところもあります。耐震に不安がある方は、ぜひ一度調べてみてください。



昨年5月6日から、能登半島珠洲市大谷地区で実施してきた無人支援物資配布車両『FOOBOUR(フーバー)』。たくさんの方々から親しまれ頼りにされてきましたが、支援物資配布という役目を終了しました。2024年5月~2025年3月31日までの間に、延べ1600名以上の方に活用いただきました。

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2025年4月13日、輪島市で開設していたすべての避難所が閉所しました。閉所に伴い、PBVの「避難所運営」支援も終了になりました。1年3か月、さまざまな方のお力をお借りし、地域住民のみなさんと一緒に避難所の運営に携わらせていただきました。

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PBVが支援するウクライナの医療プロジェクト「UNBROKEN」。今月(4月)、UNBROKENプロジェクトのメンバーで国立リハビリテーションセンターの現役医師であるリュボフ・コロシンスカ先生を日本に招へいしました。

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ピースボート災害支援センター(PBV)
メルマガ担当:多賀秀行

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