地震の揺れにより、家屋の屋根の瓦がずれたり、破損する被害が多くあります。
その後、降雨によって破損した屋根から雨漏りがはじまり、大切な家財が浸水するなど、被害が拡大していきます。そのため、早く雨漏りを防ぎたいという気持ちが出てきます。
ただ、屋根の上でのブルーシート張りは高所作業となり、大変危険な作業です。過去には住民が転落して死亡につながる事故も起こっています。まずは、室内にシートを張るなど、可能な限り安全が確保できる浸水対策をしましょう。
高所作業などの経験がある「支援者」に向けて、特定非営利活動法人 全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)の「技術系専門委員会」では、各支援団体の経験を冊子にした『被災家屋への対応事例_屋根の対処編』を公開しています。この事例集では、実際の被災地で施工されてきた工法や、安全管理の概要などが紹介されています。
◆冊子『被災家屋への対応事例_屋根の対処編』(JVOAD「技術系専門委員会」制作)
冊子は、こちらから読むことができます。
技術系(床下、屋根上、重機など)の支援経験が豊富な団体、連携が必要となる災害ボランティアセンターに精通する人材で構成。 地震への対応として、「高所作業での安全配慮など注意点」や「ブルーシート張りのノウハウ」についても講習会や勉強会を実施しています。
今まで多くの屋根被害の応急対応を行ってきたPBVも、これまでの経験をいかし、支援活動を進めています。
皆さまからのご寄付によって、被災地での支援活動を継続することができます
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復旧・復興までには長い道のりがかかります