2020 新型コロナウイルス×被災地 緊急支援募金
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、瞬く間に世界中に流行し、私たち一人ひとりの健康や社会・経済など生活に深刻な影響を与えています。この感染症拡大は、既存の社会システムを危機的な状況に追いやる世界規模の「災害」だと言えます。新型コロナウイルスは、これまでに自然災害の被害を受けた被災地にも大きな影響を及ぼしています。また、このコロナ禍において、毎年発生する風水害や地震などが同時に発生し、複合災害となることを懸念しています。複合災害は、被災地・被災者にとってこれまで以上に大変な困難をもたらすことが想定されます。
ピースボート災害支援センター(PBV)では、新型コロナの状況下でも感染拡大予防や感染予防に努めながら、これまで支援してきた被災地での活動を継続していくため、また今後発生する自然災害に対応するために、「2020 新型コロナウイルス×被災地 緊急支援募金」を立ち上げました。どうぞ、皆さまのあたたかいご寄付、ご協力をお願いいたします。活動の様子は、随時公式ホームページやフェイスブック等でお知らせしていきます。
①被災地への継続支援
昨年の台風被害を受けた、千葉県鋸南町を中心に安房地域と福島県いわき市での支援活動を継続しています。千葉県安房地域では、地元の方を雇用し被害を受けた屋根の補修と今後の台風等に備えるために人材の育成を行っています。いわき市では、地元団体と協力し、被災された方達が集える場の支援や集会所等の備品提供を実施しています。
②自然災害が発生した際の被災地支援
新型コロナの状況下においても、支援の手が止まらないよう、自然災害が発生した際に迅速に対応できる「2020緊急支援チーム」を結成しました。事前に感染症予防や災害対応の研修を実施しています。風水害が多い時期に入り、万が一、災害が発生した際は、現地自治体や関係機関からの要請を受けて、避難所や災害ボランティアセンター等の支援活動を実施していく予定です。新型コロナ状況下の災害支援に関しては、JVOAD「新型コロナウイルスの感染が懸念される状況におけるボランティア・NPO等の災害対応ガイドライン」を参考に実施していきます。
災害支援活動は、被災地の状況やニーズにそって、活動内容を決定してきます。尚、ご寄付のうち最大15%は管理運営費として活用させていただきます。活動に必要な費用をご寄付が上回った場合には、次の支援活動に活用させていただきます。あらかじめご了承ください。
皆さまからのあたたかいご支援、ご協力お願い致します。