3月中旬、大型サイクロン・イダイ(Idai)がアフリカ南部を襲いました。サイクロンが上陸したモザンビークやジンバブエ、マラウイでは、高潮や土砂崩れ、洪水などにより1,000人以上が亡くなり、被災者は300万人を上回り、甚大な被害をもたらしています。家を失い避難生活を余儀なくされている人たちは40万人にも及ぶとの報道もあります。また、衛生環境の悪化によりコレラなどの感染症の蔓延が懸念されています。そのため、生き残った方たちへの緊急人道支援が急務になっています。
PBVでは、特に大きな被害を受けたモザンビークにスタッフを派遣し、現地調査活動と共に緊急支援の実施を決定しました。モザンビークは国際NGOピースボートの船旅でも度々訪れており、2015年には国連国際防災戦略事務所(UNISDR)との共同プロジェクトでアフリカの若者を船に迎え、災害の被害を最小限に抑えるための防災促進プログラムを実施しました。
◆アフリカの若者と考える防災 「レジリエント・シティ」キャンペーン
この度の緊急支援活動では、現地カウンターパートナーをはじめ、国際機関や支援団体など関係機関と綿密に連携しながら、被災地地域の調査を行い、現地で必要とされる支援を実施していきます。被災された方たちへの迅速な対応ができるよう努めていきます。緊急支援活動のための支援募金を立ち上げましたので、皆さまのご寄付、ご協力をお願いします。支援活動の様子は、公式ホームページやフェイスブックで随時お知らせ致します。
2019年 モザンビーク サイクロン・イダイ 緊急支援募金