【グアテマラ】子どもたちの通学再開のために

2018年6月、中米グアテマラのフエゴ火山で大規模な噴火あり、その後も断続的な噴火を繰り返しています。現地報道によると、昨年12月時点で194名が亡くなり、234名が行方不明で、170万人もの人たちに影響をもたらしています。土石流や火山灰に埋もれ、捜索できず実際の犠牲者数はもっと多いという報道もあります。

 

PBVでは、これまでに現地パートナー団体の「MINNASAN」を通じて、被災者への生活用品の支援物資提供や子どもたちへの心理サポートなどを支援してきました。

◆【グアテマラ】火山噴火災害支援の中間報告

 

 

昨年11月に国際NGOピースボートの「第99回クルーズ 地球一周の船旅」がグアテマラに寄港した際には、船内で集めた募金を直接、現地パートナー団体「MINNASAN」に届けました。住まいを無くした方たちの仮設住宅にも訪れ、子どもたちとも文化を通じた交流を深めました。子どもたちの笑顔と無邪気さに救わる時間になりました。

 

 

 

 

 

 

これらの支援を受けて現地パートナー団体「MINNASAN」は、サン・ホアン・アロテナンゴにある宿舎に暮らす子どもたちが、再び学校へ通えるようサポートする奨学金プログラムも開始しました。噴火災害を受けて財産を失ってしまい学費を確保できな家族が、文房具やユニフォーム、教材など通学するために不足しているものを購入できる奨学金制度です。支援対象となる家族と子どもに向けた相談会も開始され、早速、教材などの購入・提供も行われています。

 

 

 

 

2018年 中米グアテマラフエゴ火山噴火 災害支援 活動報告書』が完成しました。
今回のグアテマラへの支援活動は、多くの個人の皆さまからのご寄付によって実施することができました。改めて、心から御礼申し上げます。