【新刊】 奇跡の災害ボランティア 「石巻モデル」 

「ボランティアは時期尚早」と言われていた3月当時、これだけたくさんのボランティアが災害救援・復興支援の担い手になると思っていた人は少ないかもしれません。けれど、石巻市では、「一人ひとりのボランティアの力で復興するんだ」と誓い、その可能性を信じた各支援団体が連携し、お互いの長所を活かしながら活動してきました。

その記録が、一冊の本になりました。

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奇跡の災害ボランティア 『石巻モデル』

著者:中原一歩
出版:朝日新聞出版(2011/10/13)
価格:720円(税別)

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「善意」と「熱意」にあふれた人間が被災地に押しよせた。
彼らを機能させる「仕組み」を作らなくてはならない。
市役所、大学、被災者、NGO、そしてボランティア___。

石巻市は、どのように動き、どのように決断して10万人の志願者を受け入れたのか。
これまで、語られてこなかったボランティアを受け入れる自治体の苦悩。
そして、きれい事だけでは済まされない災害ボランティアの実態。
奇跡のボランティア集団とよばれ、今後の自然災害時における、
ボランティア活動の雛形にもなり得る「石巻モデル」とは。
10万人ものボランティアを受け入れた石巻市の「決断」と「苦悩」の記録。

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目の前の活動をより早く、より機能的に進められるように、と走りながら形にしてきた「石巻モデル」。ピースボート災害ボランティアセンター代表の山本隆や「石巻災害復興支援協議会」伊藤秀樹会長の現場での出会いなどが紹介されています。(ちなみに、現在、石巻のボランティアは20万人を越えました!)

来るべき次の災害へどう対応するのか、その課題に対するひとつの具体的なアイデアになるモデルだと思っています。ぜひ、読んでみてください。