これまでPBVでは、国内外で発生する自然災害に対して緊急時の対応と共に、東北への復興支援活動を行ってきました。それらの経験を基に、次の災害に備える「災害ボランティアトレーニング」や「防災・減災への教育プログラム」にも力を入れてきました。
今回は、その中の新しい取り組みとして、防災グッズの販売を中心とした「Safety bank(セーフティバンク)」プロジェクトを開始します。
私たちが被災地の現場で大切にすることは、被災した住民の声を聞き、また住民に寄り添う支援者としての視点を持ちつつ活動を行うことです。。その中でいつも思う事は「災害による犠牲者を一人でも減らしたい」、「過酷な状況に直面する住民の負担を少しでも軽減したい」という事です。
残念ながら災害大国日本では、毎年のように風水害が発生し、数年に一度、大規模な地震による大きな被害も発生しています。日本に住む私たちは、誰でも災害に遭う可能性があります。この事実は今後も避けて通る事は出来ません。こういった事実と向き合いながら、災害による被害を減らす為、被災地 の“声”と、支援者としての“ 視点 ”を形にしたのが、この新しい取り組みです。
このプロジェクトは、災害に対する「社会全体の安心・安全の基盤の構築」を目指て、名称を「Safety bank(セーフティバンク)=安心・安全の銀行」と名付けました。
▼新規プロジェクト Safety bank(セーフティバンク)ホームページ▼
災害に備えることは、自分自身や家族を守る事に繋がります。そして、PBVでは備える事自体が、さらに社会にとって良い循環を生み出す新しい仕組み作りに取り組んでいきます。
【災害備蓄購入】
防災グッズを備える事が、社会貢献活動を行っているNPOの応援になります
【製造・発送】
東北で若者の自立支援を行うNPOと協力して、雇用創出につなげます
【災害備蓄】
災害時には備えた「防災グッズ」を活用し、自分や家族の安全を守ります
【災害備蓄提供】
消費期限が近づいても、“捨てず”に回収し、人道支援や防災教育などに活用します
取り扱う防災グッズは、企業備蓄などを対象とした「防災非常食(備蓄食)」や、個人を対象とした「非常持ち出し袋」です。まずはその第一弾として、企業、駅、ホテル、行政などの組織へ向けた「防災非常食(備蓄食)」のパッケージを作りました。商品の多言語表示や「アレルギー」・「ハラール(イスラム法において合法なもの)」対応など、多様な人に配慮した内容になっています。
先日東京ビックサイトで開催された企業向け「第9回オフィス防災EXPO」に出展した際には、企業の担当者の方々から、「やっと、こういった仕組みが出てきてくれた」「どうせ備えるのであれば、こういった仕組みを使いたい」といった声を頂きました。私たちも、自分や家族を守る備えが、結果として社会貢献に繋がる仕組みとなることを願っています。
今後は個人に向けて、一人ひとりが具体的に防災・減災に取り組めるように、それぞれ個人が本当に必要と感じような「備えるモノ」や「備えるコト」、「備えカタ」を提案してきます。
多くの被災地では、「自分のところは大丈夫」という過信の上に多くの犠牲がありました。その犠牲を減らす為には過去から学び、新しい提案や取り組みを繰り返し行う事が大切です。私たちも 日々現場の声に耳を傾け、その時「最良」と 思う答えを選び、改善し続けていきます。
引き続き応援、ご協力をお願いいたします。
【Safety bank ホームページ】 http://safetybank.jp/
【Safety bankフェイスブックページ】 https://www.facebook.com/safetybank.jp
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