ボランティアの活動 「マッドバスターズ(泥かき)」編

以前このブログの記事でもお伝えした石巻駅周辺地区の泥だし清掃「スマイルプロジェクト」。震災後1カ月目から「緊急支援から復興のフェーズへ」を合言葉にピースボート、ap bank、社会福祉協議会、め組JAPANの4団体合同ではじめたプロジェクトですが、ピースボートでは、開始からこれまで1カ月半の間に200軒の個人宅やお店、施設などを泥出し、清掃することができました。

本日はその続報、全国から集まったボランティアスタッフ達が、どのように作業をしているかをお伝えします。

朝は7:30に全員集合!!今日は第5陣の作業最終日、朝から気合がみなぎります。お馴染みのラジオ体操で一日がスタートです。

5~6名で編成されるチームごとに、車で担当地域へと移動します。

マスク、ヘッドライト、軍手を装着。長靴の隙間から泥が入らないように、ガムテープで補強。それぞれ準備に余念がありません。現場に着いたら、さあ、作業スタート!!

担当場所もチームごとに分担し、個人宅から店舗まで様々です。

こちらは理容室。

まずは、機材や家具を外に出します。重みを増した畳や家具を運ぶのは重労働。全部外にでたら、泥を掻き出します。

最後は、水で洗い流して完成。

駐車場や、排水溝の清掃を頼まれることもあります。

チームの力を結束して果敢に挑むメンバーたち。

半日で終わる作業から、複数チーム・数日間かけて行う作業まで大小様々。でもこの仕事の醍醐味は、やりきった後の満足感と、なにより、依頼した方が喜んでくれること。

「水と泥で重くなった畳を、あっという間に片付けてくれたのよ。一枚100kgくらいあるんだって。力持ちの若い人達だから、早かったねぇ。みんな遠くから来てくれたってねぇ。ほんとにありがたいですよ。」と、綺麗に片付いた店の前で嬉しそうなお母さん。

さぁ、次の依頼者の方が待っています。一つの仕事が終わったら、また次の仕事へ移動。明日も、マッドバスターズが石巻を行く!