余震や断続的な雨が続くなか、被災地では不安を抱えながらも、復旧の作業が少しずつ始まっています。
5月5日に発生した震度6強の地震の被害状況が徐々に明らかになっており、石川県危機管監室によると住家被害は、338棟にのぼり、そのほとんどが珠洲市に集中しています(2023年5月8日時点)。避難所は、珠洲市で10カ所開設されています。珠洲市社会福祉協議会の災害ボランティアセンターでは、災害ボランティアの事前登録が始まっていますが、登録対象を奥能登2市2町(珠洲市・能登町・穴水町・輪島市)に限っています。
PBVは、5月6日よりスタッフ2名を現地に派遣。そして、屋根被害の雨漏り防止対応や、災害ボランティアセンターへの運営サポートなどの支援を決定しました。
発災後に続いていた断水は解消されましたが、地震による瓦屋根のズレや落下、窓ガラスの破損によって家屋被害が多く発生しています。過去の災害でも、災害後の雨によって家屋内が水浸しになり、家財の他、壁や床材などの構造物に対する被害が拡大するケースが多くあります。
また屋根へのブルーシート張りを試みる住民の方がいらっしゃいますが、大変危険な作業であり、過去には高齢者が転落して死亡につながる事故も起こっています。報道情報では、地元瓦屋への修理依頼が急増し、昨年6月に石川県で発生した震度6弱の地震よりも被害が大きく、倍以上の依頼件数があるそうです。復旧までには数ヶ月以上の時間がかかる事が見込まれます。
被害の拡大を防ぐため、PBVは行政や社会福祉協議会、支援団体の皆さんと協議を重ね、災害ボランティアセンターの運営サポートのほか、屋根への防水シート張りができる専門スタッフの派遣を決めました。
支援活動には、資機材のほか、専門スタッフの滞在費や人件費などが必要です。
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