【中米グアテマラ沖地震】 支援金を送りました。

2012117日午前1035分(日本時間8日午前135分)、マヤ文明やコーヒーで知られるグアテマラの首都・グアテマラシティーの西南西約200キロの太平洋岸沖で、マグニチュード75の地震が発生しました(グアテマラ気象庁発表)。同日、 8県に渡って県災害宣言が発令され、100万人以上が被災したほか、幹線道路の土砂崩れ、停電、断水などの被害が広範囲に渡って見られました。また、グアテマラでは都市部と農村部の格差が大きく、人口の10%が国民全体の所得の約半分を占める一方で、国民の60%近くが貧困層に属すると言われています。

 

震災当初、首都周辺の国道や政府関係の建物修復はすぐに着手されたものの、農村部の道や個人家屋などには支援が行き届きませんでした。

 

 

ピースボートの「77回地球一周の船旅」では、地震発生約2週間前の102526日にも、グアテマラシティーまで80キロほどのプエルトケツァルに寄港していました。

そのグアテマラでの震災のニュースを聞いたのクルーズ洋上では洋上で開催された「災害ボランティア・リーダートレーニング」修了者を中心に、グアテマラへ向けての募金活動を行い、その結果、洋上募金メンバーの頑張りと、クルーズ参加者の多くの皆さんのあたたかいご支援により5,299ドルが集まりました。

PBVでは、東日本大震災発生後、東北に向け応援メッセージを寄せてくれたグアテマラ現地のパートナー団体「CEIBA」と協議の上、 サンマルコス県にあるIxquihuila村へ、洋上で集まった募金を送ることを決定いたしました。

Ixquihuila村は人里離れた場所に位置しており、道も狭いため、村へのアクセスも容易ではありません。この村に暮らす63家族の内58家族が被災をし、全壊をした家屋も多々あります。村の中心に位置する小学校を避難所とするも、なかなか支援物資も届かず、また数日かけて届いた物資も種類に偏りがあり、ニーズとうまく合わないものも見られました。

CEIBA]へ送られた募金はIxquihuila村の被災者の皆さんが一日でも早く自宅に戻れるようにと、「CEIBA」のメンバーが現在行なっている全壊・半壊家屋の修復費用(屋根・壁を修復するためのタイル、木材、セメントなど)に使わせて頂きます。