「災害ボランティア入門」がスタート!

将来の災害に備え、9月から新しいプログラムで実施する「災害ボランティア・トレーニング」。初級、中級など、それぞれの関心や経験によって4つのステップで構成されていますが、全国各地での開催やインターネット検定など、より広い地域で学んでいただけるようにと取り組んでいます。

先週末からは、全国6都市(宮城、東京、横浜、愛知、大阪、福岡)での定期開催やご希望に応じて各地に出張しながら実施するセミナー「災害ボランティア入門」が始まりました。

 

22日に横浜で実施したセミナーには神奈川在住の9名が参加、翌日の東京セミナーには12名が参加してくれました。「南三陸でボランティアに参加したけれど、災害支援の仕組みや全体像を学びたいと思って」という学生や「次に大きな災害が起こった時に、募金だけじゃなく自分にどんなお手伝いができるか知りたくて」という主婦の方まで、受講の動機はそれぞれです。

「災害ボランティア入門」は、これまで石巻に向かうボランティア向けに行っていたオリエンテーションの内容が基になっていますが、一口に災害といっても種類によって、また時期によって活動は異なります。ピースボートとして、阪神淡路大震災以降の現場経験も踏まえ、災害支援に共通する、また被災地特有の注意事項を盛り込んだ内容で編成し直しました。

 

また、発災場所によっては自分自身が被災する可能性も当然あります。日本家政学会のご協力もいただいて、個人でできる災害への備えについても盛り込んでいます。

 

想像力を養うため、グループディスカッションなど簡単なワークショップも行います。

 

災害ボランティア入門」は、今週からは関東以外でも実施していきます。これまでも、新潟中越沖地震、パキスタン大地震、東日本大震災など、各地の災害支援の現場でもお世話になってきたアウトドアメーカー「モンベル」の各店舗にもご協力いただき、今後1年間で90~100回ほどの実施を検討しているところです。

また、10月から2日間の内容に再編して実施する「リーダートレーニング」の募集も始まっています。「ひとを助ける。自分を守る。」ための知識と心構え、そして判断力を身に付けるため、ぜひ多くの方に受講していただければと思います。

●「災害ボランティア・トレーニング」の詳細は コチラ