災害ボランティア インタビュー Vol.1

「とにかく、まず現状を見ようと思いました。」

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鳥井健太(とりいけんた)さん
4月8日-5月3日、石巻でのボランティアに参加

地震直後、現地入りを決めた。もともとバックパッカーの経験があるので、衣食住すべて自分で準備することは慣れている。個人ボランティアを受け入れてくれる場所を探し、仙台に5日間、気仙沼に3日間入った。そこでの作業は、主に泥かきだった。

2箇所で8日間働いたが、もう少し長く、腰を落ち着けてボランティアがしたかった。個人ボランティアで社会福祉協議会の災害ボランティアセンターを訪れる 場合、毎日通って、その日の作業の割り振りを受ける。もちろん仕事が無い日もあるし、待機時間が長いことも多い。団体を通じて、継続して作業に当たれる NGOを探している時に、ピースボートを見つけた。

ピースボートの現地派遣第3回目のメンバーとして、4/8から石巻入り。1週間の作業を終えたところで、自分と現地の希望がマッチし、予定を延長して3週 間が経った。4月の頭に比べ、石巻駅周辺の清掃は格段に進んだ。変化は、当初思ったより早かった。「人の手って、すごい!」そう思った。泥だし作業のス ピードは、スタッフが経験を積むにつれ、速度をあげている。また、ボランティアの人数も週ごとに増え、作業の道具も増えて作業に集中できる環境がずいぶん と改善した。この変化を感じられるこの時期にここに来てよかった、と思っている。

毎朝、地域の窓口となる地元の方と、ミーティングをする。仕事がスムーズに進むのも、地元の方々の受け入れ体制のおかげだ。どの家に回るべきか、ニーズに合わせた手配を考えられるからだ。

偶然の出会いもある。Twitterで、泥かきの様子をつぶやいていたら、「石巻」というキーワードで検索してくれた石巻市内立町の女性店舗経営者が 「こっちも手伝ってくれる?」と連絡をくれた。立町地区の担当者と相談し、会いに行って状況を聞き、その地域への泥かきを実行することに決まった。女手一 つで困っていたと、心から喜ばれた。

人との出会いにも、自分が石巻に来たことにも、「縁」を感じている。「この間、自分の日常がここにありました。もうすぐ名古屋に帰るけど、元の生活に戻っ ても、メールやTwitterで石巻で出会った人達とのつながりは続いていくと思うし、定期的に石巻には戻ってきたい。なんていうか、いつでも帰ってこら れる場所がひとつ増えたという感じかな。」