石巻市の防災訓練に参加しました。

7月8日、石巻市では全在住者を対象に、避難訓練が行われました。任意参加ではありましたが、PBVでも現地ボランティアに参加していたメンバーを含め、全員で参加しました。

 

「訓練。7時12分、宮城県沖で巨大地震発生」
「訓練。津波の恐れあり。注意せよ」

行政の防災無線によるアナウンスが、町中のスピーカーを通じて流れます。

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3分後。

「訓練。7時15分、宮城県沿岸に大津波警報発表」
「訓練。ただちに避難せよ」
「訓練。巨大津波の予想」
「訓練。ただちに避難せよ」
「訓練。津波到達予想時刻は7時45分。ただちに避難せよ」

 

あらかじめ知らされていたとはいえ、ボランティアはその日の活動に向けてようやく起き出す時間帯。本番に近づけるため、宿泊場所である「春潮楼」から避難準備を行います。

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今回想定されたのは、東日本大震災と同規模の地震。外で集合、点呼を取った後、高台である羽黒山の避難場所へ向かいます。

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途中途中で、市の職員の方々が誘導しています。

 

ご年輩の方々には長い階段や急な坂は大変です。去年の津波被害を受けた地域では「周りにいた同士声をかけあって、車に高齢の方々を乗せ何往復もした」という話もたくさん聞きました。避難したくても身体的に、体力的に難しい人をどう助け合うのか、防災対策はこういったことも大きな課題です。

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また、「ラジオ石巻」でも訓練の特集を放送しながら、避難訓練情報をリアルタイムで呼びかけていました。震災後、twitterなど携帯で見れるソーシャル・メディアも安否確認や情報発信で活躍しましたが、高齢化の進む地方都市では携帯電話の普及率も都会とは違います。やはり、持ち歩きができ、電池でも長時間使えるラジオは、自分の身を守るためにもまだ必要なものでしょう。

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ボランティアは、羽黒山山頂に到着。再び点呼を取って全員いることを確認。
しばらく待機して、8時に避難訓練は終了しました。

 

任意参加だったのでもちろん住民全員が参加したわけではありませんし、不十分だったり課題だったりもあると思いますが、こういった訓練を通してどれだけ次の災害被害を少なくできるのか。そのためには、こういった想定訓練とシュミレーションを繰り返すことが大事です。

 

9月からカリキュラムを一新するピースボートの「災害ボランティア・リーダートレーニング」も、震災後に外から支援に入るボランティアという枠組みだけでなく、自分の暮らしている地域で災害が起こったときにどう動くべきかという、「地域防災」の考え方を組み込むことがひとつの柱です。

一昨日は、「南海トラフ大地震が深夜に発生すれば、犠牲者の数は最大40万人」という研究発表が新聞各紙などで報道されていました。緊急時のための平時の心構えと準備。地震列島に暮らす以上、真剣に取り組み続ける必要がありますね。

 

 

※オフィシャル・ブログから転載