宮城県は、全国第2の牡蠣の水揚げ量を誇ります。
さらに、全国第1位の広島をはじめ、北陸などの牡蠣養殖を支えるお仕事もあります。
種付けを行うため、ホタテの貝殻に穴をあけ、数珠つなぎにする作業。地元では、「殻っこ刺し」と呼ばれています。
初めての漁業体験で養殖のお手伝い。勉強になります。
震災以後仕事がなく、「これからのみんなの生活のためにも、4月頃には出荷・販売できるようにしたい」と、この事業を再開したいと考えるようになりました。
しかし、ホタテが溜められている雄勝湾沿いから、山の中の作業場までは車で片道約45分。以前、使用していたリフトも、津波で流されてしまいました。さらに、溜めてあったホタテ殻も散乱。多くが破損しているので、手作業で分別しながら回収した上で、運搬しなければいけません。
しかし、作業を行う方々の多くは仮設住宅や半壊した住宅に暮らす高齢者。移動のための車も限られているし、4月の出荷までに、ホタテ殻を拾いながら、同時に「殻っこ刺し」も並行して行うには、人手が全然足りません。
そこで、ピースボートの漁業支援ボランティアもお手伝いに参戦。
膨大なホタテの殻を分別回収する「ホタテヒロイ」が始まりました!
拾って、袋に詰めて、上まで運ぶ。
これまでに、2tダンプで、50台分ほどの搬出が完了。
これも、日本の台所を支えるお仕事。今日も1日、お疲れ様でした!